Economic Philosophy
Numbering Code |
G-ECON31 6A564 SJ38 G-ECON31 6A564 SJ34 G-ECON31 6A564 SJ41 |
Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Thu.3・4 | |
Instructor name | HARADA TETSUSHI (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course |
< ドイツ経済思想史――19世紀前半ならびに19~20世紀への転換 > 講義の前半: 19世紀前半のドイツ経済思想が多様な思潮からなる独自の思想圏であることを認識する。 講義の後半: 19世紀後半の新歴史学派(盛期歴史学派)のグスタフ・シュモラーの経済思想を認識するとともに、20世紀の最新歴史学派(晩期歴史学派)のザリーンにそれがどのように継承されたかを考察する。 |
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Course Goals | 19世紀前半(講義前半)ならびに19~20世紀への転換(講義後半)のドイツ経済思想の諸相をを理解することによって、それらのいずれもが素朴に取り組んできたことが現代の経済社会・経済学でも問題となる議論を先取りしていた面白さを理解して、経済哲学・経済思想史の意義を再認識する。 | |||
Schedule and Contents |
第1回 全体(とくに前半)の説明――各報告者(①~⑩)の決定も 第2回 19世紀前半のドイツ経済思想の全体 第3回 ドイツ古典派・・・・・・・・・・・・・・・① 第4回 ドイツ・ロマン主義・・・・・・・・・・・・② 第5回 フリードリヒ・リスト・・・・・・・・・・・③ 第6回 前半のまとめ 第7回 後半の説明 第8回 歴史学派の遺産とその継承・・・・・・・・・④ 第9回 シュモラーの経済思想・・・・・・・・・・・⑤ 第10回 〃 ・・・・・・・・・・・⑥ 第11回 〃 ・・・・・・・・・・・⑦ 第12回 ザリーンの経済思想 ・・・・・・・・・・・⑧ 第13回 〃 ・・・・・・・・・・・⑨ 第14回 〃 ・・・・・・・・・・・⑩ 第15回 全体(とくに後半)のまとめ |
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Evaluation Methods and Policy | 授業での報告が80%、授業へのアクティヴな参加(討論で、セッティングなどで)が20% で評価する。 | |||
Course Requirements |
基本的に日本語文献で行うが、要所要所でドイツ語の原文も見てもらうことになるので、ドイツ語を履修している者の受講が望ましい。ただし、ドイツ語未履修者についても――若干難易度が高いが――履修自体は認める。 ドイツ語未履修者の場合、一般に研究において未履修の言語でもキーワードなどは辞書で確かめる必要などが出てくることがあるから、そうしたときのための訓練と考えると受講のメリットは大きい。 |
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Study outside of Class (preparation and review) |
報告者は、報告作成マニュアル(初回に配布)にしたがって、レジュメの作成とともに、充分な報告を行ってほしい。報告者以外は、テキストの該当箇所をかならず読んでくること。 その他、経済学史研究会10月例会(10/1(土))で関連する報告があるので、可能な限り参加してほしい。 |
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Textbooks | Textbooks/References |
19世紀前半のドイツ経済思想, ・原田哲史(単著著書), (ミネルヴァ書房、2020年 ), ISBN:9784623088300。, 第1回~第6回で使用するので、初回から各自持参すること。 歴史学派の遺産とその継承, ・原田哲史(論文), (岩波書店『思想』No. 921、2001年2月、p. 144-170), ISBN:ISSN 03862755。, 第8回で使用するので、各自コピー(もちろんオリジナルでもいい)を持参すること。 法及び国民経済学の根本問題, ・グスタフ・シュモラー(戸田武雄訳), (有斐閣、1939年), ISBN:なし。, 第9回~第11回で使用するので、各自コピー(もちろんオリジナルでもいい)を持参すること。 ザーリン国民経済学史, ・エトガー・ザリーン(高島善哉訳), (三省堂、1935年), ISBN:なし。, 第9回~第11回で使用するので、各自コピー(もちろんオリジナルでもいい)を持参すること。 受講者は、上記「授業計画と内容」右側にある①~⑩のうちどの報告者になりたいかを、すでに第1回に参加する前に心積もりして臨むこと。それでもって、できる限り不本意な回で報告者となるのを避けるためである。とはいえ、それでも希望がかなえられない場合は、ご了承いただきたい。 |
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References, etc. | 参考文献は、上記のそれぞれのテキストに出てくるすべての文献と思ってほしい。 | |||
Related URL |
https://tetsushi-harada.com https://jafee.org/2021/09/24/%e7%ac%ac6%e5%9b%9e%e9%80%b2%e5%8c%96%e7%b5%8c%e6%b8%88%e5%ad%a6%e4%bc%9a%e5%ad%a6%e4%bc%9a%e8%b3%9e%e6%b1%ba%e5%ae%9a%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/ |