Business Ethics
Numbering Code | G-ECON31 6A311 LJ44 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.5 | |
Instructor name | KODA HIROTO (Graduate School of Management Practicing Professor, Professional Graduate School) | |||
Outline and Purpose of the Course | 現代経済における企業への社会的要請の重要な焦点として、高いモラルを維持する経営行動があげられる。この企業活動の倫理性という問題は、そもそも道徳哲学を講じていたアダム・スミスが経済学を確立し、『論語と算盤』が「日本資本主義の父」と称される渋澤栄一によって著されたように、近代の経済社会をつうじて重要な課題として広く認識されてきたものである。本講義は、企業不正の実態の紹介とその原因に関する分析も行いながら、このような企業行動の倫理性の課題が、日本で現実にどのように取り組まれているかを理解することを目標に、公的規制、業界の自主規制、及び各社の個別の対応のあり方について考察する。また産業企業、金融機関、投資ファンド、会計監査法人等の実務分野の方々に、各事業体の「ビジネスエシックス」、「コンプライアンス」、「コーポレートガバナンス」および「CSR・CSV」等を紹介してもらい講義の中で掘り下げるという形式で提供する。なお、この授業はみずほ証券寄付講座提供授業として運営を行い、経営管理大学院の倫理科目として、強く履修を推奨するものである。 | |||
Course Goals | 企業活動と社会経済厚生との相互関係について、バランスのとれた理解が可能な体系的で具体的な知識を具体的に理解し習得する。 | |||
Schedule and Contents |
【授業計画と内容】毎週金曜日の5限 第1回 オリエンテーション・ビジネスエシックスの学び方(幸田先生、徳賀先生、 曳野先生) 第2回 企業の利益追求と倫理① 「企業の社会的責任と社会課題の解決」(明治大学:高巌先生) 第3回 企業の利益追求と倫理② 「企業倫理と哲学(仮)」(慶應義塾大学:梅津光弘先生) 第4回 企業の利益追求と倫理③ 「ビジネスエシックスと企業価値」(幸田先生) 第5回 企業の利益追求と倫理④ 「渋沢栄一の論語と算盤:公益と私益の統一をめざして」(関西大学:水野一郎先生) 第6回 企業の利益追求と倫理⑤ 「企業の利潤追求と社会性(仮)」(曳野先生) 第7回 コーポレートガバナンスと内部統制① 未定 第8回 コーポレートガバナンスと内部統制② 「金融機関とビジネスエシックス」(幸田先生) 第9回 コーポレートガバナンスと内部統制③ 「証券市場とコーポレートガバナンス」(みずほ証券:柴崎健室長) 第10回 コーポレートガバナンスと内部統制④ 「コーポレートガバナンスとビジネスエシックス」(NRI:嶋本正取締役) 第11回 コーポレートガバナンスと内部統制⑤ 「未定」(監査法人トーマツ:津村直也先生) 第12回 企業不正と規制① 「未定」(中央大学:藤沼亜紀先生) 第13回 企業不正と規制② 「日本の会計規制制度と不適切会計・不正会計の深層」(徳賀先生) 第14回 企業不正と規制③ 「日本における企業会計規制(仮)」(金融庁) 第15回 リフレクション (幸田先生、徳賀先生) (注)外部講師については、決まり次第クラシスで示します。また、外部講師の都合によりお話の順番や内容が変更される場合もあります。 |
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Evaluation Methods and Policy |
・講義内容についてのレポート(講義ごとにPandA「テスト・クイズ」)を講義日翌週の金曜正午までに提出(35%) ・最終試験の成績(65%) |
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Course Requirements | 特に具体的な履修要件は課さないが、現実の企業と社会との関係についての旺盛な関心を求める。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義が行われるトピック(会社、事業体等)の概要について予習し、さらに授業終了後に配布された資料の内容を復習しておくこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 特に特定の教科書は用いない。教材と必要な資料は授業において配布する。 | ||
References, etc. | 参考書は授業において適宜紹介する。 |