Material Biology I?
Numbering Code | G-AGR01 5BD04 LJ80 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester | |
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Number of Credits | 1 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Intensive | |
Instructor name |
IMAI TOMOYA (Research Institute for Sustainable Humanosphere Professor) TAZURU SUYAKO (Research Institute for Sustainable Humanosphere Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course |
木質細胞壁は複雑な構造を持つ高分子複合材料である。その形成は酵素タンパク質により行われることから、細胞壁形成は常温常圧水系溶媒下における高分子複合材料形成である。天然材料の生物学的側面として,タンパク質とバイオマス構成分子のクロスオーバーに関する講義を行う。 さらに木質文化財の科学的調査から、樹種の同定や年代測定、技法などについて様々な情報を引き出すことで、人間と木がともに歩んできた歴史について、建築、美術、考古などとの学際研究について、多角的に説明する。 |
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Course Goals |
タンパク質の機能について学んだ上で、それが細胞壁形成にどのように関わっているか理解できるようになる。 回折・散乱実験および電子顕微鏡の原理について学び、生物高分子構造解析に関して何ができて何ができないか基本的な判断ができるようになる。 文化財の科学的調査の一般を理解したうえで、人が木と共に生きてきた歴史において、適所適材の木づかいには、物理的理由だけではなく、文化交流や植生史なども影響していることを理解できるようになる。 以上から,生物進化の過程でも,人間の文化的生活においても持続的に使用されてきた木材の本質に関して,多角的な視点を得ることができる。 |
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Schedule and Contents |
(3回)今井:回折・散乱法と電子顕微鏡の原理と、その生物学および高分子構造解析への適用について解説する。 (2回)今井:セルロースを例に取り上げてその生合成・生分解の生化学を解説した後に、細胞壁形成における膜タンパク質の重要性について概説し、膜タンパク質研究法について解説する。 (2回)田鶴:木質文化財における樹種や年代調査、および美術史・建築史などとの文理融合研究について解説する。 (1回)今井、田鶴: フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 評価はレポート50%および小テスト50%による。評価基準及び達成度については、当該年度農学研究科学修要覧記載の[評価基準及び達成度]による。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 特に授業で学んだことを復習すること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 適宜配布する。 |