Advanced Lecture in Forest Science XI

Numbering Code G-AGR02 7BA85 LJ80 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 1 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name TAKEMATSU YOKO (Part-time Lecturer)
FUJII YOSHIHISA (Graduate School of Agriculture Professor)
Outline and Purpose of the Course この講義のタイトルは、「シロアリの分類と多様性」である。
シロアリは、森林生態系では分解者としての役割を持つ一方で、木材建造物や木質部材を加害する害虫であることから、森林再生および木材害虫の両面から大変重要な昆虫である。シロアリの分類や分布を明らかにすることはこれらの研究には不可欠である。本講義では、シロアリの分類の現状とシロアリの多様性について講義する。
Course Goals シロアリの分類や分布、多様性について包括的に理解する。
Schedule and Contents 1. シロアリの分類の現状:現在のシロアリの分類体系とシロアリ分類の問題点
2. 同巣認識を利用したシロアリの分類:同胞認識物質である体表炭化水素組成のシロアリ分類への応用
3. 分子系統を利用したシロアリの分類:分子系統解析を利用した日本産ヤマトシロアリの分類と生物地理
4. シロアリの分布とその要因:同所的分布種の生息地内での棲み分けをカンモンシロアリとヤマトシロアリの棲み分けを例に解説する
5. シロアリの分布とその要因:同所的分布種の生息地内での棲み分けをコウグンシロアリの空間的棲み分けを例に解説する
6. シロアリの多様性:シロアリの生態的多様性と現在採用されている様々なシロアリの種多様性測定法
7. シロアリの多様性:シロアリの多様性測定による熱帯雨林の開発による森林環境の変化

8.フィードバック
Evaluation Methods and Policy 平常点(出席)、課題(レポート)によって評価する。講義に対する積極性(質問やディスカッション等)も考慮する。
また評価基準及び達成度については、平成29年度農学研究科学修要覧記載の[評価基準及び達成度
]による。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 各講義の後に十分な復習によって内容を自分なりに整理するとともに、疑問点があれば次の講義の質問すること。また、本講義で学んだことと自分の研究との関連について考えること。
References, etc. 講義の中で随時紹介する。
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