Weed Ecology (Advanced Course)

Numbering Code G-AGR01 6AA95 LJ78 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name SHIMONO YOSHIKO (Graduate School of Agriculture Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 人為的撹乱地(農耕地、市街地、空き地、公園など人間活動による環境の改変が激しい場所)に生育する雑草を対象に、繁殖特性、適応進化、種間相互作用などについて学び、雑草の適応戦略の理解を目指す。天気に応じて野外に出て雑草の観察を行うこともある。
Course Goals 雑草の生活史に関する正確で幅広い知識を獲得する。
Schedule and Contents 以下のような課題について、1課題あたり1~3週の授業をする予定である。
・雑草の起源と適応戦略
日本の雑草の起源について概説し、生育地と雑草の適応戦略について解説する。
・雑草の繁殖特性
雑草に多く見られる自殖について、そのメリット・デメリットについて解説する。
・雑草の適応進化
農耕地や都市といった人為的撹乱地特有の環境条件に応じた雑草の適応進化について解説する。
・侵略的外来種および国内外来種
世界的に問題となっている侵略的外来植物の生態学的・遺伝学的特性について解説する。 また、日本の在来種であっても、もともと分布していなかった地域に持ち込むことによる国内外来種問題について解説する。
・雑草の種間相互作用
近縁種間の繁殖干渉、つる植物の自他識別能力など、身近な雑草を材料に行われた研究を紹介する。
・期末試験/学習到達度の評価
・フィードバック:フィードバック時間に、研究室に待機し、質問に来た学生に回答する。また、メールでの質問も受け付け、回答する。
Evaluation Methods and Policy 出席率、レポート、試験の結果により総合的に評価する。評価基準及び達成度については、当該年度農学研究科学修要覧記載の[評価基準及び達成度]による。
Course Requirements 雑草学I
Study outside of Class (preparation and review) 講義中に配布する資料および講義中に指示する内容について予習・復習すること。
Textbooks Textbooks/References 講義資料をその都度配布する。
References, etc. 雑草学入門, 山口裕文・宮浦理恵・松嶋賢一・下野嘉子, (講談社), ISBN:978-4065129524
農業と雑草の生態学, 種生物学会, (文一総合出版), ISBN:978-4829910689
身近な雑草の生物学, 根本正之・冨永達, (朝倉書店), ISBN:978-4-254-42041-8
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