Comparative Study of Economic HistoryA
Numbering Code | G-AGR06 7FA87 LJ82 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.1 | |
Instructor name | ITOU ATSUSHI (Graduate School of Agriculture Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
主として、近代日本農業史研究に関する近年の専門書を取り上げ、これを演習形式で輪読する。演習では、担当部分(ほぼ研究論文一本分に相当)について、報告者による内容報告・論点開示と参加者相互の対等な議論をとおして、内容理解や研究史上の意義を理解するとともに、論理のたて方、実証と叙述の仕方、さらには研究課題の持ち方などについて考察を深めてゆく。 本年度は、天然資源をめぐる環境経済史に関する研究書を取り上げたいと考えている。最初の講義時に、いくつかの専門書を候補として提示し、その中から討議を通して読む本を決めることとしたい。 |
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Course Goals |
1. 日本農業史研究の研究動向を知るとともに、討議を通して、近代農業史研究における研究課題の設定の仕方に関する技能を習得する。 2. 輪読を通じて、資料・文献に関する情報収集の仕方、史料の扱い方および史料の読解、実証分析の手法、それらに基づく立論の仕方など、研究論文の作成に必要な技能を習得する。 |
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Schedule and Contents |
第 1回 輪読方針説明および輪読書の決定と分担の確認 第 2回~第10回 輪読書の各章の内容に関する報告と討議 第11回 輪読書の総括と論点整理、関連論文の紹介 第12回~第14回 関連諸論文の報告と討議 第15回 学習到達度の評価/フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy |
【評価方法】 分担報告の内容(50点)と討議への参加状況(50点)により評価する。 【評価基準及び達成度】 当該年度農学研究科学修要覧記載の「評価基準及び達成度」による。 |
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Course Requirements | 上記テーマに関心があり、毎回事前に当該部分を読了の上で出席し、討議に参加することができること。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 輪読演習に参加するすべての者が、毎回の該当箇所を事前に精読し、自らの疑問点・論点を準備しておくことが求められる。 | |||
Textbooks | Textbooks/References |
昨年度は以下の専門書を輪読テキストとした。 ・山口覚『集団就職とは何であったか―〈金の卵〉の時空間―』(ミネルヴァ書房、2016年) 本年度は以下の専門書をテキストの候補として予定している。ただし、いわゆる「教科書」としての位置づけではないので注意されたい。 ・山口明日香『森林資源の環境経済史』(慶應義塾大学出版会、2015年) |
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Related URL | http://www.agri-history.kais.kyoto-u.ac.jp/ |