Special needs education

Numbering Code U-EDU04 29264 LJ47 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.5
Instructor name HAYAMA YUUKO (Part-time Lecturer)
AKAGI KAZUSHIGE (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 今日、通常の学校や学級にも特別な支援の必要な子どもたちが多数在籍している。そのため、特別支援学校や特別支援学級を担当する教員だけでなく、全ての教員が障害やその他の特別な教育的ニーズについての基礎知識を備え、適切な対応を行うよう期待されている。
このような状況をふまえて、本講義では、特別支援教育の仕組みを概観したうえで、子どもたちが学校現場で経験する困難と、そこで可能な支援について考えていく。さらに、障害以外の困難やニーズの存在を知り、その支援についても論じていく。講義内容は、以下の三点に大別される。

・特別支援教育の制度と対象を理解する。また、教育を受ける場の違いによる教育課程や教育方法の違いを知る。さらに、異なる学校間や関係機関との連携を実現するための仕組みについて考える(主に1~2回)。
・各障害種別の特徴と指導方法を知る。また、そこにどのような対立する立場があり、それが実践上のどのような違いにつながるのかを検討する(主に3~11回)。
・障害のある子どもたちと周囲の子どもたちの関わりや、障害以外のニーズを持つ子どもたち(ニューカマーの子どもたち、障害児のきょうだい等)の問題など、通常学級内で多様な子どもたちが理解し合うための支援について検討する(主に12~14回)。
Course Goals 講義を通しては、以下の四点の達成が求められる。

・現代日本における特別支援教育の仕組みと対象児を理解し、実践者としての教師が持つべき知識や技能について理解する。
・障害種ごとに学校生活で出会う代表的な困難を知り、教育課程、授業づくり、生徒指導などの各場面で必要な配慮を理解する。
・通常学級に在籍する発達障害等の困難を抱える子どもたちについて知り、学級集団の中で支援を行う際の問題と解決方法について考える。
・障害以外の困難やニーズの存在を知り、支援制度の現状と課題を理解する。
Schedule and Contents 第1回:特別支援教育の対象――障害と特別なニーズ
第2回:特別支援教育の仕組み
第3回:視覚障害児の特性と学校生活での支援
第4回:聴覚障害児の特性と学校生活での支援
第5回:知的障害児の特性と学校生活での支援
第6回:肢体不自由児の特性と学校生活での支援
第7回:病弱児の特性と学校生活での支援
第8回:言語障害児の特性と学校生活での支援
第9回:自閉症児と学校生活での支援
第10回:注意欠陥・多動性障害児の特性と学校生活での支援
第11回:学習障害児の特性と学校生活での支援
第12回:ニューカマーの子どもたちと学校生活での支援
第13回:障害を持つ子どもの家族の困難と支援
第14回:障害理解教育の意義と課題
第15回:まとめ
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】
授業内でのミニレポート 30%
授業内での発表 10%
期末レポート 60%
【評価方針】到達目標について、教育学部・教育学研究科の成績評価の方針に従って評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) ・各回の授業ではレジュメを配布し、必要に応じて参考資料も配布する。参考資料の中には、授業内では概要の説明にとどめるものも含まれるため、復習として再読・精読することが求められる。

・学習指導要領、学習指導要領解説などインターネット上で確認可能な資料の事前閲覧を求める場合がある。指定された回の授業までに目を通しておくとともに、必要に応じて、一部を印刷して持参する等の工夫を各自で行うこと。
References, etc. 新版キーワードブック特別支援教育, 玉村公二彦ほか編, (クリエイツかもがわ、2019年)
テキスト特別ニーズ教育, 日本特別ニーズ教育学会編, (クリエイツかもがわ), ISBN:978-4623048878
障害児教育を考える, 茂木俊彦, (岩波書店), ISBN:978-4004311102
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