Basic Seminar on Interdisciplinary Studies of Education System IA
Numbering Code |
U-EDU03 23375 SJ45 U-EDU03 23375 SJ47 |
Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | Course Type | topics seminar | ||
Target Year | From 2nd to 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.2 | |
Instructor name |
TAKEUCHI RIO (Graduate School of Education Associate Professor) FUJIMURA TATSUYA (Graduate School of Education Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course |
■本授業は、教育およびその周辺領域(家族、ジェンダー、文化、メディア等)に関心を持つ2回生以上の学生に向けた入門演習授業である。 ■将来的な調査や卒業論文の執筆に向けて、①文献の収集方法と読み方に習熟すること、②自らの問題関心に基づいて社会学な問いを設定できること、③問いを踏まえて先行研究を適切にレビューできることを目指す。 ■第1回-第2回では、本授業の内容・位置づけや文献の選定・収集方法など基本的な事項について説明する。第3回-第8回では、文献を購読し、論文の読み方や社会学の研究方法などを学ぶ。第9回-第14回では、各自の問題関心に基づき、発表を行う。 ■期末レポートでは、授業内で学んだ内容を踏まえ、自らの問題関心をもとに社会学的な問いを設定し、先行研究のレビューを行う。 ■授業期間中、特定のタイミングで数回に渡って必ず個別に面談・相談を行う。それ以外にも文献の選定・収集や発表準備、レポート執筆などは適宜サポートする。 |
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Course Goals |
■問題関心に基づき、社会学の文献を選択・収集することができる[発表・期末レポートにより評価] ■社会学の論文を読む際に、どのような点に注意して読めばよいかがわかる[発表・コメントにより評価] ■社会学的なテーマ選択や問題設定、研究方法およびそれらの関係について理解する[発表・期末レポートにより評価] ■問題関心に基づき、社会学的な問題設定ができる[発表・期末レポートにより評価] ■問題設定に基づき、先行研究を適切にレビューすることができる[発表・期末レポートにより評価] |
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Schedule and Contents |
第1回 オリエンテーション ■自己紹介や、授業の内容・進行方法・評価方法についての説明等を行う。また、本授業の位置づけを説明する。 第2回 文献の選択・収集方法 ■読むべき文献の選択・収集方法について講義する。また、発表スケジュールを決定する。 第3回-第8回 文献講読 ■『教育社会学研究』、『社会学評論』、『ソシオロジ』等、教育社会学を中心とした社会学の学術雑誌に近年掲載された論文等を講読する。論文の選定においては、社会学的な考え方や問いの立て方を学ぶのに適しており、多くの受講生にとってなじみのあるテーマを扱うものを重視する。 ■文献の読み方に習熟するとともに、テーマ選択や問題設定、研究方法の特徴とそれらの適切な関係について理解することを目的とする。 ■毎回全員が論文を読み、指定されたフォーマットでコメントを提出する。1回につき2,3人が論文の内容とそれに関するコメントを発表する。その後、参加者全体で質問やディスカッションを行う。6回の授業で1人につき1,2本の論文を担当する予定であるが、回数も含め、受講者の人数によって変更する可能性がある。 第9回-第14回 研究レビュー発表 ■前半で学んだ内容を踏まえ、各自の関心に基づいて研究発表を行う。発表者は問題設定を行い、先行研究をレビューする。仮説や調査方法についても簡単に検討する。 ■1回につき2,3人が発表する。その後、参加者全体で質問やディスカッションを行う。6回の授業で1人につき1,2回の発表を担当する予定であるが、回数も含め、受講者の人数によって変更する可能性がある。 ■この時期に並行して期末レポートを執筆する。 第15回 フィードバック ■各自が提出したレポートについて、個別にフィードバックを行う。 |
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Evaluation Methods and Policy |
■授業への参加状況(発表・コメント等)(60%)および期末レポート(40%)によって総合的に評価する。詳細な内訳および評価基準については初回授業で連絡する。 ■受講者の人数によって発表回数を調整するため、参加状況と期末レポートの配分は変更する可能性(それぞれ10%以内)がある。 ■第2回以降における欠席が5回以上の場合、期末レポートを受理しない。 ■到達目標については、教育学部の成績評価の方針に従って評価する。 |
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Course Requirements |
■履修要件はないが、前半には毎週の課題文献、後半には発表準備や期末レポートに継続して取り組めることが条件である。また、授業を中心とした学習を重視するため、①期末レポートと比べて授業への参加による評価が高く、②欠席回数が一定以上になった場合は期末レポートを受理しない(「成績評価の方法・観点」の項目を参照)。 ■「教育社会学概論Ⅰ」、「教育社会学概論Ⅱ」、「相関教育システム論基礎演習ⅠB」を併せて履修することが望ましい。他に履修を勧める科目については授業内で説明する。 ■本授業で扱うスキルは研究において一般的に必要なものであり、加えて社会学が扱うテーマは広く、政策、歴史、思想、教育方法など他分野と重なる対象も多いため、将来的に他分野のゼミに所属する予定の者の受講も歓迎する。 |
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Study outside of Class (preparation and review) |
原則として予習を重視する。 [前半:文献講読] ■[全員]指定された文献を事前に読み、コメントを考える(予習)。また、後半の発表に向けて準備を進めておく(予習)。 ■[発表担当者]文献の内容をまとめたレジュメを作成する(予習)。 [後半:研究レビュー発表] ■[全員]期末レポートの執筆を進める。 ■[発表担当者]研究発表のためのレジュメを作成する(予習)。また、発表へのコメントを振り返り、今後の方針を立てる(復習)。 |
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Textbooks | Textbooks/References | 原則として必要な文献は配布する。 | ||
References, etc. | 参考書リストを配布する。 |