Seminar on Clinical Psychology(Psychological Assessment)

Numbering Code U-EDU02 32485 SJ46 Year/Term 2022 ・ Year-round
Number of Credits Course Type topics seminar
Target Year 3rd & 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2
Instructor name NISHI MINAKO (Graduate School of Education Associate Professor)
TAKAHASHI YASUE (Graduate School of Education Professor)
NAGATANI YUTA (Graduate School of Education Program-Specific Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course  実際の心理臨床場面で使用されることの多い心理アセスメント技法の学習(背景となる理論や原理の理解、施行法の習得、自験や解釈)を行う。また、テストバッテリーの組み方や心理療法事例の検討も行う。
 これらを通じて、① 心理的アセスメントの目的及び倫理、② 心理的アセスメントの観点及び展開、③ 心理的アセスメントの方法(観察、面接及び心理検査)、④ 適切な記録及び報告といった基礎について学ぶとともに、心理アセスメントを中心とする心理臨床技法の意義と内容に関する発展的理解を深める。
Course Goals 1 心理アセスメントの基礎的な理解と技能を身に着ける。具体的には以下の4点についての基礎を身に着ける。
① 心理的アセスメントの目的及び倫理
② 心理的アセスメントの観点及び展開
③ 心理的アセスメントの方法(観察、面接及び心理検査)
④ 適切な記録及び報告

2 この演習は、教育学部教育心理学系における実習・演習の階層としては、より基礎的な教育心理学実習の履修を前提とし、その次のステップの演習という位置づけにある。
 したがって、上記のような、心理アセスメントの基礎を習得することはもちろんであるが、それに加えて、より実践的かつより深い心的理解をめざし、以下の発展的能力を涵養することも目標とする。
①心理アセスメントのもつ心理療法的側面を理解できるようになることを目標とする。
②こうした心理テストを実際に自分自身が経験してみることを通して、自分への理解を深めることをめざす。
Schedule and Contents 授業は通年で30回おこなう。

以下に挙げる、心理検査ごとに、1回から4回程度かけて実習を行う。
全体のスケジュールは、年度初めに提示するが、学修進度により変更の可能性もある。

1.認知機能検査
2.知能検査
3.新版K式発達検査2020
4.TAT(主題統覚検査)
5.箱庭療法
6.臨床描画法(バウム法、風景構成法)
7.ロールシャッハ法
8.臨床事例検討
9.その他
Evaluation Methods and Policy  各技法・方法に関して課すレポートによる(100%)。
心理学研究に必要な基礎的知識が習得されているか、その知識を心理学のレポートとして表現できているかが評価の基準となる。実習科目であるので、授業への参加と各課題についてのレポート提出が特に重視される。
 評価の基準に関しても、本演習独自の基準も設定しているため、初回オリエンテーション時、さらには各授業時に詳しく指示をするのでそれを参照すること。
Course Requirements ・京都大学教育学部の学生に限る。
・教育心理学実習A,Bを履修したか、もしくは、同時並行で履修していること
・個人データを取り扱うため、守秘義務に関する配慮をおこなうことができること
Study outside of Class (preparation and review)  成績評価の観点にもあるように、レポートの作成が重要であり、授業への出席とともに、レポート作成に十分な時間をかけることが必要である。
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience
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