Educational Methods for Students with Hearing Impairments
Numbering Code | U-EDU01 21149 LJ47 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester | |
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Number of Credits | Course Type | Lecture | ||
Target Year | From 2nd to 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Intensive | |
Instructor name |
KAWASAKI YOSHIKO (Part-time Lecturer) NISHIOKA KANAE (Graduate School of Education Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 「聴覚障害」は、音声言語の獲得や使用に困難を伴うという点で、他の障害とは大きく異なる要素をもつ。したがって、聴覚障害児の教育においては、視覚的なコミュニケーション媒体の利用、手話の獲得、書記言語の習得、補聴機器の使用と聴能訓練を生かした指導、きこえない障害にまつわる心理的体験など、聴覚障害教育に特有の知識が必要である。さらに、「きこえない」あるいは「きこえにくい」障害をもって生きる子どもたちの健全なアイデンティティ形成を支える上で、聴覚障害者の生活史、教育史、手話の言語学的展開、ろうコミュニティ等に関する理解も不可欠である。本授業では、これらについて概説し、聴覚障害教育の専門性とは何かについて講じる。また、聴覚障害児教育の教育課程と指導法について、具体的な事例を踏まえつつ検討する。 | |||
Course Goals | 聴覚障害教育の特殊性と専門性について把握し、聴覚障害児教育の教育課程の在り方を理解するとともに、適切な指導の在り方について考察することができる。 | |||
Schedule and Contents |
1.本科目の目標と評価方法(河﨑佳子・西岡加名恵) 2.聴覚障害とは?(河﨑佳子・西岡加名恵) 3.聴覚障害児教育(ろう教育)の歴史(河﨑佳子) 4.近年の聴覚障害教育の動向① ~人工内耳をめぐって~(河﨑佳子) 5.近年の聴覚障害教育の動向② ~手話導入の流れをめぐって~(河﨑佳子) 6.聴覚障害児教育の教育課程(西岡加名恵) 7.聴覚障害児教育の実践例に関する検討①(西岡加名恵) 8.聴覚障害児教育の実践例に関する検討②(西岡加名恵) 9.聴覚障害児教育の実践例に関する検討③(西岡加名恵) 10. 聴覚障害児教育の実践例に関する検討④(西岡加名恵) 11. 新生聴覚スクリーニング検査と早期支援(河﨑佳子) 12.幼児期の指導(河﨑佳子) 13.日本語指導(河﨑佳子) 14.聴覚障害教育の特殊性と専門性(河﨑佳子) 15.当事者から学ぶ ~ゲストスピーカーによる講義~(河﨑佳子) ※上記は、受講者の人数やニーズ、ゲストスピーカーの予定等により、変更する場合もある。 |
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Evaluation Methods and Policy |
授業中に指定する課題40%、レポート60%. 評価方針は、到達目標について、教育学部の成績評価の方針に従って評価する。 |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 本科目は、集中講義として実施する。翌日の授業のために配付する資料には、予め目を通してくること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 適宜プリントを配付する。 | ||
References, etc. |
特別支援学校学習指導要領・解説, 文部科学省 聴覚障害児の教育は今, 中野善達 他編, (田研出版株式会社) 聴覚障害教育の基本と実際, 中野善達・根本匡文編, (田研出版株式会社) きこえない子の心・ことば・家族, 河﨑佳子, (明石書店) 聴覚障害者の心理臨床②, 村瀬嘉代子・河﨑佳子, (日本評論社) 聴覚障害教育これまでとこれから, 脇中起余子, (北大路書房) |