Teaching Methods in Mathematics I
Numbering Code | U-EDU04 29165 LJ47 | Year/Term | 2022 ・ Year-round |
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Number of Credits | Course Type | Lecture | |
Target Year | From 2nd to 4th year students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.2 |
Instructor name | OONISHI TOSHIHIRO (Part-time Lecturer) | ||
Outline and Purpose of the Course |
中学校や高等学校の数学科教員として必要な資質(数学的な教養と教育技術)の習得を目的とする。できる限り多くの具体例を紹介し、実践的な講義とする。 1.主に高等学校の教材内容を概観し、数学教育の意義について理解を深める。 2.指導案作成・模擬授業の実施によって、授業のあり方について考える。 3.数学科のカリキュラムについて概観し、評価等について理解を深める。 4.数学教育へのテクノロジーの利用について、理解を深める。 講義だけでなく、学生間の討論や模擬授業なども行う。 講義の3分の1程度は、テクノロジー利用に関する実習を行う。 |
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Course Goals |
学習指導要領の理念と具体的な内容について学び、数学教育の今日的課題について知る。 教科書の題材だけでなく、発展的な題材についても学び、数学の面白さ・有用性について知る。 教材開発の視点について学び、オリジナル教材の開発に取り組むことができる。 テクノロジーを利用した数学教育のあり方について学び、授業で活用できる。 |
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Schedule and Contents |
(前期) 1回目 教材論1(封筒で学ぶ数学) 2回目 教材論2(日常生活と数学、白銀比) 3回目 教材論3(自然界と数学、黄金比・フィボナッチ数列) 4回目 教材論4(発展的な学習教材) 5回目 テクノロジー利用1(GeoGebra入門) 6回目 テクノロジー利用2(GeoGebra活用<幾何分野>) 7回目 テクノロジー利用3(GeoGebra活用<関数分野>) 8回目 テクノロジー利用4(GeoGebraによる教材作成) 9回目 生徒の質問にどう答えるか 10回目 戦後の数学教育史と学力観の変遷 11回目 学習指導要領について 12回目 数学科における学習評価(観点別評価等) 13回目 学習指導案の作成方法 14回目 ベテラン教師の授業に学ぶ(授業の分析) 15回目 前期の振り返り (後期) 16回目 模擬授業の概略説明、各グループでの討論 17回目 テクノロジー利用5(GeoGebraの活用法<統計分野>) 18回目 テクノロジー利用6(GeoGebraの活用法<空間図形>) 19回目 テクノロジー利用7(GeoGebraの活用法<発展的な教材>) 20回目 テクノロジー利用8(GeoGebraを利用した教材作成) 21回目 模擬授業1(数学I) 22回目 模擬授業2(数学Ⅱ) 23回目 模擬授業3(数学Ⅲ) 24回目 模擬授業4(数学A) 25回目 模擬授業5(数学B) 26回目 模擬授業6(数学活用) 27回目 模擬授業7(課題学習) 28回目 模擬授業8(テクノロジー利用) 29回目 ベテラン教師の授業に学ぶ(テクノロジーを利用した授業事例) 30回目 今後の数学教育の方向性、まとめ (注1)受講者数によって、模擬授業の回数は変動する可能性がある。 (注2)情報処理施設の都合により、日程を入れ替えることがある。 |
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Evaluation Methods and Policy |
特別な理由なく半期に3回以上欠席した場合は、原則として単位を認定しない。 (出席を重視するが、1回毎に出席点を与えるわけではない。) また、レポート未提出の場合も、原則として単位を認定しない。 出席・レポート提出の要件を満たした者に対して、下記の割合で評価を行う。 平常点(討論・模擬授業等への取り組み) 10%程度 レポート(年間10回程度実施) 90%程度 定期試験は行わない。 到達目標について、教育学部(または教育学研究科)の成績評価の方針に従って評価する。 |
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Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義で学んだ後には、まず復習をし、次にその知識を応用・発展させることに自ら取り組んでほしい。 | ||
References, etc. |
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編, 文部科学省 , (日本文教出版,2018), ISBN:9784536590129 高等学校学習指導要領(平成30年7月)解説 数学編 理数編, 文部科学省 , (学校図書,2019), ISBN:9784762505355 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料-中学校 数学-, 国立教育政策研究所教育課程研究センター, (東洋館出版社,2020), ISBN:9784491041346 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料-高等学校 数学 -, 国立教育政策研究所教育課程研究センター, (東洋館出版社,2021), ISBN:9784491047034 学習指導要領の解説書と「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料は、学習指導案作成時の参考図書として使用する。 これらについては、文部科学省や国立教育政策研究所のWEBサイト(下記参照)でもPDFファイルが閲覧可能である。 |
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Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience |
分類: A course with practical content delivered by instructors with practical work experience |
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Related URL |
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm https://www.nier.go.jp/kaihatsu/shidousiryou.html |