Reading in Interdisciplinary Studies of Education System III
Numbering Code | U-EDU03 33513 SJ47 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | Course Type | reading and seminar | ||
Target Year | 3rd & 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.1 | |
Instructor name | MATSUURA MARI (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course |
親(保護者)の教育関与と聞くと、あなたは何をイメージするだろうか。家庭での子どものしつけや発達支援を思い浮かべる人もいるだろうし、PTA活動のような一部の親の間接的な学校参加を思い浮かべる人もいるだろう。子どもにとって最も身近な養育者としての親(保護者)をどのように「教育」に取り込むかが今ほど問われている時代はなかったと言っても過言ではない。 本演習では、比較教育学の視点から教育における親関与を取り上げる。ヨーロッパの11カ国の教育制度に見られる親関与の在り方を批判的に検討したPaseka A. and Byrne D.(2020) Parental Involvement across European Education Systemsを主たる講読文献として用いる。各国の親関与にかかる教育制度のみならず、社会背景、教育全体の制度と実践を理解すると同時に、学校と家庭とのパートナーシップ形成の仕方によって、国ごとの教育観の違いを確認し、日本の教育を見つめ直すことを目的とする。 なお、担当教員は就学前教育を中心に研究しているため、対象教育段階を主に就学前教育と初等教育に限定する。 |
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Course Goals |
① 英文資料を正確に把握し、わかりやすく説明できる。 ② 担当国の社会事情と教育との関連について理解を深める。 ③ 諸外国の教育を通して日本の教育を客観視できる。 |
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Schedule and Contents |
第1回 イントロダクション(授業の概要と方法の確認、発表分担の決定。) 第2~3回 親参加や関与、比較教育について関連文献を読みながら共通理解を図る。 第4~14回 受講者による発表(受講者数によって回数変更あり。) 第15回 まとめ(講読演習を振り返り、今後の課題や疑問点を明確にする。) ※フィードバックの方法については別途連絡する。 |
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Evaluation Methods and Policy |
【評価方法】 ・担当した箇所の報告:40% ・平常点(出席するだけでなく、積極的な参加が必要。):30% ・最終レポート:30% 【評価方針】 ・到達目標について、教育学部・教育学研究科の成績評価の方針に従って評価する。 |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) |
講読演習の授業なので、初回に説明した方法に添って事前学習を進めること。 発表担当時にはレジュメやパワーポイントなどの資料提示すること。 授業を受けての疑問点などには、次回までに調べ学習しておくこと。 |
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Textbooks | Textbooks/References | 授業で取り上げる文献、資料はコピーして配布予定。 |