Teaching Methods in Japanese I

Numbering Code U-EDU04 29180 LJ47 Year/Term 2022 ・ Year-round
Number of Credits Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name WATANABE HARUMI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 言語の教育としての国語教育は、教材をとおして認識の深化、言語能力の育成が図られる。国語科教育における歴史と理論を踏まえた上で、実践に活かすことができるようになるために以下のことを学ぶ。
①国語科教育の諸領域に関する歴史と理論の概要を理解する。
②国語科教育の諸領域に関する実践事例を検討し、指導内容と方法について理解する。
③国語科教育における教材研究の方法について理解する。
④教材研究に基づき、教材の開発・編成を行うとともに、①~③で学んだことを活かし、学習指導案を作成できるようにする。
⑤授業の活性化を求めて、模擬授業ができるようにする。
⑥スピーチ・朗読・発表をとおして音声表現力を高められるようにする。
 以上をとおして、国語科教員として必要な、授業実践力(ア.学習者把握力、イ.教材把握力、ウ.授業構想力、エ.授業展開力、オ.授業評価力)を高める。
 前期は主に①②③について講義・演習を行う。後期は、④⑤について講義・演習・模擬授業・共同研究会などを実施する。⑥については、前期・後期を通して行うものとする。
Course Goals ①国語科教育の諸領域に関する歴史と理論の概要を理解する。
②国語科教育の諸領域に関する実践事例を検討し、指導内容と方法について理解する。
③国語科教育における教材研究の方法について理解する。
④教材研究に基づき、教材の開発・編成を行うとともに、①~③で学んだことを活かし、学習指導案を作成できるようにする。
⑤授業の活性化を求めて、模擬授業ができるようにする。
⑥スピーチ・朗読・発表をとおして音声表現力を高められるようにする。
Schedule and Contents 第1回:前期のオリエンテーション 講義(国語科授業の活性化の意義)
第2回:前期開講式・スピーチ(私の目指す国語科教師像)
    講義:国語科授業活性化の理論と方法
第3回:国語科授業活性化の実際
第4回:国語科をめるぐ理論状況
第5回:話すこと・聞くことの学習指導
第6回:書くことの学習指導
第7回:読むことの学習指導―文学教材の場合
第8回:読むことの学習指導―論説・評論の場合
第9回:読むことの学習指導―古典の場合
第10回:教材研究の理論と授業方法〈情報通信技術の活用を含む〉(講義)
第11回:教材研究(小説)
第12回:教材研究(説明的文章・論説)
第13回:教材研究(古文)
第14回:教材研究(漢文)
第15回:教育実習事前指導(授業作りの実際―芥川龍之介「羅生門」)
 講義:総括講義 レポート提出
第16回:後期の開講式・スピーチ「私の捉えた国語科教育の課題」
 講義:国語科授業作りの基本
第17回:学習指導要領の歴史的展開
第18回:現行学習指導要領の特色・評価の在り方
第19回:学習指導要領の理解・学習指導案の書き方
第20回:教育実習事後指導(実習生と受講生による討議)
第21回:模擬授業「小説教材」と研究協議・講評
第22回:模擬授業「論説・随筆教材」と研究協議・講評
第23回:模擬授業「詩歌」と研究協議・講評
第24回:模擬授業「古文:物語」と研究協議・講評
第25回:模擬授業「古文:和歌・俳句」と研究協議・講評
第26回:模擬授業「漢文:史話・思想」と研究協議・講評
第27回:模擬授業「漢文:漢詩」と研究協議・講評
第28回:模擬授業の総括と研究協議・講評
第29回:国語科教育研究の領域と講義担当者の研究の歩み
第30回:スピーチ「国語科教育法Iに学びて」・後期の授業のまとめと今後の課題
第31回:フィードバック
定期試験は実施しない
*受講学生の人数によって講義計画を変更する場合がある。
Evaluation Methods and Policy (評価方法)
 レポート(前期末・後期末)の成績(50%)・平常点評価(50%)
 平常点評価には、スピーチ・朗読・模擬授業や研究協議の様子・提出物などの評価を含む。
(評価方針)
 到達目標について、教育学部の成績評価の方針に基づいて評価する。
Course Requirements 教員免許取得に対する強い意欲を持ち合わせていること。
国語科授業の活性化をテーマとして教材研究・模擬授業を協働で行うことができること。
国語科授業改善のための課題追究に積極的であること。
Study outside of Class (preparation and review)  前期の講義においては、指定された資料を前もって読んでおくこと。また、発表を課す場合には事前に発表資料を必要部数準備し、分かりやすく発表できるようにすること。
 後期においては、発表を課す場合は、前期に同じ。模擬授業については、準備を授業前に確実にしておくこと。事前に練習などを行い、授業時は完成された模擬授業に仕上げてくること。模擬授業後は、研究協議を行い、授業を省察し、成果と課題を明らかにすること。
Textbooks Textbooks/References 1.プリント等を適宜配布する。
2.『高等学校学習指導要領解説 国語編』(文部科学省)を使用する。



References, etc. 大村はま国語教室 1~15, 大村はま, (1982~1985年 筑摩書房), 京都大学図書館に所蔵
国語科教育総論, 浜本純逸, (2011年1月 溪水社), ISBN:9784863271296
国語科授業活性化の探究 文学教材を中心に, 渡辺春美, (1993年8月 溪水社), ISBN:4874402852, 京都大学図書館に所蔵
国語科授業活性化の探究 Ⅱ 古典(古文)教材を中心に, 渡辺春美, (1998年8月 溪水社), ISBN:4874405045, 京都大学図書館に所蔵
国語科授業活性化の探究 Ⅲ 表現指導を中心に, 渡辺春美, (2002年3月 溪水社), ISBN:4874406890, 京都大学図書館に所蔵
古典教育の創造 授業の活性化を求めて, 渡辺春美, (2016年3月 溪水社), ISBN:9784863273443, 京都大学図書館に所蔵
国語科教職課程の展開 国語科教育実践力の探究, 渡辺春美編著, (2006年3月 溪水社), ISBN:874409180
戦後古典教育論の研究―時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏を中心に―, 渡辺春美, (2004年3月 溪水社), ISBN:4874408133, 京都大学図書館に所蔵
「関係概念」に基づく古典教育の研究 古典教育活性化のための基礎論として, 渡辺春美, (2018年3月 溪水社), ISBN:9784863274235, 京都大学図書館に所蔵
戦後における中学校古典学習指導の考究, 渡辺春美, (2007年3月 溪水社), ISBN:9784874409732, 京都大学図書館に所蔵
その他の参考文献等は、講義時間内に説明・紹介する。
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience
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