advanced seminar

Numbering Code U-ECON00 30030 SJ43
U-ECON00 40040 SJ43
Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.5
Instructor name YAMADA JINICHIRO (Graduate School of Management Professor)
Outline and Purpose of the Course この世界は、絶えざる事業(ビジネス)の創造と成長、衰退などの変化と流転の現象として理解をすることができる。このことに関連する古典から最新の文献までを輪読し、チームや個人で、自分たちなりの「問い」を立てる。この演習は「研究(リサーチ)」の基本的方法を自分で実践しながら学ぶ場である。フィールドワークやケーススタディなどを通じた調査をして、何かを発見し、その経営学的な意義について他者へ学術的に説明することを体験することが目的である。自分たちの立てた「問い」を調べ上げて「見つけたこと」を考え抜き、その実践的含意を調査対象に対して、発表やフィードバックするまでの一巡をセットで経験し、学ぶところが勘所になる。
Course Goals 経営学(特にアントレプレナーシップ、経営戦略)に関する知識を身につける。温故知新で、学術研究の理論に基づいて、「常識」を疑い、異なる視点で物事を理解する思考・発想を養う。知行合一で、研究対象に対して、学術研究の方法の流儀(リテラシー)に則って、当事者的に接近し、関わり合いながら理解を深める修行を積む。
Schedule and Contents 経営学に関する文献講読 (1-15回毎回行う)
いくつか文献を読みながら、組織や経営、社会の理論を理解する。たとえば、バーナード、サイモン、オルドリッチ、フーコー、ブルデューなども読むとともに、新しい学術雑誌の論文も読む。

組織・経営現象についての研究調査手法(5-10回)
「おもしろい」「なぜか不思議だ」といった現実の組織・人間行動について観察・記録、文字や数字へ転写してみること。ある概念から分析・解釈するなどの基本的な方法を学び、実践してみる。まず「ものごと」をある概念から「リフレーミング」(とらえ直す)する技能を楽しく身につける。たとえば、企業家個人の成功するキャリアをみて、ある人は、幼少期のコンプレックスと承認から理解し、別の人は育った共同体や社会へ奉仕精神、あるいは卓越化の過程を見出す。あなたはどうか?それはなぜか。

研究調査の企画立案の実施と論文執筆 (10-15回)
事業創造や変革に関わる様々な経営理論や社会理論を学習しつつ、身近な組織事象の分析を行う。テーマを決めて、チームや個人で学術調査を行う。また調査対象へフィードバックを行って、対話をする。論文形式等に取りまとめて、発表を行う。
Evaluation Methods and Policy 平常点(輪読への参加、調査の立案と実施やその報告活動、論文執筆と発表など)100%であり、目的に掲げた通り、演習プログラムの一巡することに参加して成果を導き出すまでやり抜くまでを評価する。
Course Requirements 経営戦略、経営組織、マーケティング、経営史等を取ることが望ましいが、必要条件ではない。
Study outside of Class (preparation and review) 研究の実地調査の企画と実際は、学生主体で授業外の時間に行われる。
Textbooks Textbooks/References Hatch組織論 -3つのパースペクティブ, Mary Jo Hatch, (同文館、2017年)
References, etc. 大学発ベンチャーの組織化と出口戦略, 山田仁一郎, (中央経済社)
アントレプレナーシップ入門, 忽那憲治ほか, (有斐閣ストゥディオ)
PAGE TOP