Special Lecture Community Power Projects and Related Careers
Numbering Code | U-ECON00 30510 LJ45 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester |
---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | 3rd & 4th year students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Intensive |
Instructor name |
YAMASHITA NORIAKI (Part-time Lecturer) MOROTOMI TORU (Graduate School of Economics Professor) |
||
Outline and Purpose of the Course |
本講義は、地域主導型の再生可能エネルギー事業(コミュニティパワー事業)についての実践的な集中講義(Zoomを用いたオンライン講義)である。実務として地域の再生可能エネルギー事業に関わるゲスト講師の講義や受講者同士のグループワークを通して、コミュニティパワー事業の意義と関係する人材について理解し、受講者自身のキャリアについても考えることを目的とする。グループワークやワークショップで積極的な参加ができる受講者をとくに歓迎する。 本講義は、オンラインではあるものの、多様なゲスト講師からの講義と参加者とのやり取り、参加者同士のディスカッションを行い成果物を共有するワークショップで構成し、主体的・対話的で深い学びを目指すアクティブ・ラーニングの要素を取り入れて進める。 ゲスト講師(予定であり、変更の可能性あり) ・コミュニティパワー事業の実務者(企業、NPOなど) ・コミュニティパワー事業と需要家をつなぐ電力小売事業者(企業、自治体新電力など) ・地域を能動的に変えていく自治体職員 ・支援制度を策定する省庁職員 ・研究者 |
||
Course Goals | 地域主導の再生可能エネルギー事業の意義と受講者自身のキャリアとの関わりについて理解し、今後の持続可能な社会のあり方についてのビジョンを持つ。さらに、健全な批判的思考力をもとに現実を読み解く力を養う。 | ||
Schedule and Contents |
※Zoomを用いたオンライン講義 以下、すべて予定であり、変更の可能性がある。 1日目 (1)「イントロダクション 地域主導の再エネ事業とは」 山下 紀明(京都大学経済学研究科非常勤講師・ 認定NPO法人環境エネルギー政策研究所主任研究員) 「地域主体のエネルギー事業とシュタットベルケ」 諸富 徹(京都大学大学院経済学研究科教授) (2)「第6次エネルギー基本計画と改正再エネ特措法について」 資源エネルギー庁 (3)「改正地球温暖化対策推進法と地域の役割について」 環境省 (4)「自治体の取組について」 自治体 (5) グループワーク1「2050年の日本と地域のエネルギーを考えよう 2050低炭素ナビと地域の未来づくり」 山下 紀明 2日目 (6)「地域主導・協働の再エネ事業を支えるNPOの活動 実践×研究」 豊田 陽介(認定NPO法人気候ネットワーク主任研究員) (7)「湘南・小田原の地域新電力事業について」 土井 悠史(湘南電力株式会社) (8) 「長野県の環境エネルギー戦略」 長野県 (9)「福島県二本松市での営農型太陽光発電」 近藤 恵(二本松営農ソーラー株式会社代表取締役) 「デンマークの地域エネルギー」 高橋 叶(デンマーク大使館) (10)グループワーク2「地域の再エネと合意形成を考える」 山下 紀明 3日目 (11)「再生可能エネルギー事業の地域経済効果と2030年のCO2削減」 小川 祐貴(株式会社E-konzal) (12) 「再生可能エネルギー事業における地域との共存について」 川戸 健司(自然電力株式会社代表取締役) (13) ワークショップ:コミュニティパワー事業を組立てる1 (14) ワークショップ:コミュニティパワー事業を組立てる2 (15) ワークショップ:発表とまとめ 山下 紀明 |
||
Evaluation Methods and Policy |
ディスカッション・グループワークへの積極的な参加(40点)、事前学習課題および提出レポート(60点)により評価する。 ・レポートは独自の発想が見られるものについては高い点を与える。 |
||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) |
前提とする知識は特にないが、事前に教科書を読んでおくことを強く推奨する。 履修に当たっては事前の課題学習(1時間程度)をウェブ上で提出し、再生可能エネルギーの基礎的な動向や用語は理解した上で講義に参加することと、グループワークの事前準備(2~3時間程度)を進めておくこと。 |
||
References, etc. |
コミュニティパワー エネルギーで地域を豊かにする, 飯田哲也+環境エネルギー政策研究所(ISEP) , (学芸出版社), ISBN:4761525843, ※地域主導型再エネ事業(コミュニティパワー事業)について。 「エネルギー自治」で地域再生! - 飯田モデルに学ぶ-, 諸富徹, (岩波ブックレット), ISBN:4002709264, ※講義でも紹介する長野県飯田市の地域主導型再エネ事業とその意義について。 再生可能エネルギーと地域再生, 諸富徹編, (日本評論社), ISBN:4535558213, ※再生可能エネルギーと地域の持続可能な発展について、国内外の事例からより詳しく考えたい方向け。 |
||
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience |
分類: An omnibus course delivered by invited lecturers and guest speakers from different companies, etc. Details of Instructors’ Practical Work Experience: 該当教員:山下 紀明、実務経験:特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所(主任研究員)18年 ゲストスピーカー:省庁、自治体、環境NPO、ベンチャー企業、海外機関から10名 Details of Practical Classes Delivered: 該当教員は環境NPOでの地域エネルギー政策および事業支援の経験をふまえ、知見を提供しつつ、ゲストスピーカーと受講生の対話を促す。ゲストスピーカーはそれぞれの知見を提供し、受講生の社会的視野を広げる。 |
||
Related URL | http://r.goope.jp/relecture |