Principles of Political Science
Numbering Code | U-ECON00 30914 LJ41 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 4 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 3rd & 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.4・Wed.4 | |
Instructor name | TATEBAYASHI MASAHIKO (Graduate School of Law Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 本講義では、現代政治を実証的、分析的に捉えるうえで必要となる諸概念、モデル、理論、方法論を紹介し、検討を加える。扱う対象は、主として現代日本政治であるが、適宜、諸外国との比較を行うために、比較政治学における研究成果や理論動向についても紹介していくことになる。 | |||
Course Goals | 各国の比較の中で、政治制度と帰結の関係や、日本の政党政治の特徴について理解できるようになる。 | |||
Schedule and Contents |
下のような順序で各項目を扱う予定だが、進度に応じて変更することがある。 第1回:政治原論の位置づけ 第2回:政治分析入門(1)社会科学の方法 第3回:政治分析入門(2)記述的推論と民主主義体制 第4回:政治分析入門(3)記述的推論と日本の統治モデル 第5回:政治分析入門(4)因果的推論と政治学における諸理論 第6回:政治分析入門(5)因果的推論と制度論 第7回:制度論の分析道具(1)プリンシパル・エージェントモデル 第8回:制度論の分析道具(2)ゲーム論入門 第9回:制度論の分析道具(3)ゲーム論と集合行為論 第10回:選挙制度(1)合理的な政治家 第11回:選挙制度(2)多数決の方法と社会的選択論 第12回:選挙制度(3)選挙制度と政党システム基礎 第13回:選挙制度(4)選挙制度と政党システム発展 第14回:選挙制度(5)選挙制度と政党組織 第15回:執政制度(1)議院内閣制、大統領制、半大統領制 第16回:執政制度(2)執政制度とその帰結 第17回:執政制度(3)執政制度としての二院制 第18回:政党システム(1)多数決型民主主義とコンセンサス型民主主義 第19回:政党システム(2)連立政権の諸モデル 第20回:政党システム(3)社会的亀裂と政党システム 第21回:各国の政党システムとその変化(1)イギリス・イタリア・ベルギー 第22回:各国の政党システムとその変化(3)日本:歴史的概観と有権者意識の変容 第23回:各国の政党システムとその変化(4)日本:マルチレベルの政治アリーナから捉える 第24回:政党組織(1)諸モデルと歴史的変化 第25回:政党組織(2)政党組織とその政策的帰結 第26回:政党組織(3)比較の中の日本の諸政党 第27回:政党組織(4)自民党型政策形成のメカニズムとその変化 第28回:議会制度(1)比較の中の日本の国会 第29回:議会制度(2)委員会研究と比較政治 第30回:まとめ |
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Evaluation Methods and Policy | 期末試験による。本講義で扱う概念、モデル、理論などを理解し、政治現象に対する各自の認識を表現する上で、それらを適切に用いることができるかを問う。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 教科書は予習教材として利用し、参考書や講義で紹介する文献に当たりながら復習する形の学習が望ましい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 比較政治制度論, 建林正彦・曽我謙悟・待鳥聡史, (有斐閣) | ||
References, etc. |
ヨーロッパのデモクラシー 改訂第2版, 網谷龍介他, (ナカニシヤ出版) 民主主義対民主主義 原著第2版, アレント・レイプハルト, (勁草書房) ヨーロッパ・デモクラシーの論点 , 伊藤武他, (ナカニシヤ出版) 政党政治の制度分析:マルチレベルの政治競争における政党組織, 建林正彦 現代の政党と選挙 新版, 川人貞史他, (有斐閣) 政治機構論講義, 的場敏博, (有斐閣) 立法と権力分立, 増山幹高, (東京大学出版会) 政党システムと政党組織, 待鳥聡史, (東京大学出版会) |