Animal Genome Science

Numbering Code Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.1
Instructor name YOKOI NORIHIDE (Graduate School of Agriculture Professor)
TANIGUCHI YUKIO (Graduate School of Agriculture Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 脊椎動物の中でも哺乳類と鳥類は、主に陸上で生活する恒温動物である。大きな脳を有しており高い学習能力や社会性を持つものが多い。本講義では、哺乳類と鳥類に関するゲノム科学、分子遺伝学、比較生物学の理論と応用について、実験動物、資源動物、希少動物および野生動物などの実例を取り上げて概説する。
Course Goals 哺乳類と鳥類に関するゲノム科学、分子遺伝学、比較生物学の理論を理解し、実験動物や資源動物のゲノム解析、疾患遺伝子の同定および遺伝的改良、希少動物や野生動物の保全において有用・有効な知識、原理および具体的手法の基礎を習得する。
Schedule and Contents 以下の各項目について、所与の週数を充てて講述するが、各項目・小項目の講義順序および週数は、学習の理解度に応じて変更される場合がある。

第1回 「動物ゲノム科学」概括(担当:横井伯英、谷口幸雄)

第2回 ゲノムの構造と構成(担当:横井伯英)
ゲノムの構造と構成について解説する。

第3回 遺伝子の発現と機能(担当:横井伯英)
遺伝子の発現と機能について解説する。

第4回 実験動物と資源動物(担当:横井伯英)
実験動物と資源動物について解説する。

第5回 比較生物学(担当:横井伯英)
比較ゲノム解析などの比較生物学的アプローチについて解説する。

第6回 質的形質とその遺伝(担当:横井伯英)
質的形質とその遺伝、特に遺伝性疾患について解説する。

第7回 エピジェネティクス(担当:横井伯英)
エピジェネティクスによる遺伝子発現調節機構について解説する。

第8回 ゲノム関連データベース(担当:横井伯英)
ゲノム関連データベースについて解説する。

第9回 次世代シーケンス解析(担当:谷口幸雄)
次世代シーケンサーによるゲノム解析について解説する。

第10回~11回 希少動物の保全におけるゲノム情報の利用(担当:谷口幸雄)
希少動物の保全を目的としたDNA多型マーカーの開発とその利用などについて解説する。

第12回~14回 希少動物・野生動物の遺伝的多様性の保全(担当:谷口幸雄)
主要組織適合遺伝子複合体領域の解析を例として、集団の遺伝的多様性の評価およびその維持・回復などについて解説する。

<<期末試験>>

第15回 フィードバック
 フィードバック期間には、試験結果や理解不足の点について学生からの質問を受け付け、メール等で回答する。
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】
 平常点評価(出席および授業内での発言)(40%)および定期試験(筆記)(60%)により評価する。

【評価基準】
 評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による。
Course Requirements 履修上の注意:旧「動物遺伝育種学II」から科目名を変更したものであり、旧「動物遺伝育種学II」の単位を取得している場合は本講義「動物ゲノム科学」の単位は卒業要件として認められない。
Study outside of Class (preparation and review) 「授業計画と内容」における各項目・小項目の講義の進捗状況と学習の理解度を勘案し、授業中に別途指示する。
Textbooks Textbooks/References プロジェクターを使用し、適宜、プリントを配布する。
References, etc. 動物遺伝育種学, 祝前・国枝・野村・万年編, (朝倉書店)
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