Special Lecture on Animal Science
Numbering Code | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester | ||
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Intensive | |
Instructor name | OKUDA NAGAKO (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course | 農学分野での研究成果が生活習慣病の治療薬の開発に多く活用される。生活習慣病の多くにおいて「正常と異常の境界」はあいまいであり、初期には無症状であるものが進行するにつれ生命や生活の質 (quality of life, QOL) を脅かす事態となる。ヒトにおける実験的な研究は当然ながら限界があるため、ヒト集団における疫学的 (epidemiological) な観察・検討が、各疾患のガイドラインの策定には必須とされる。超高齢社会である現代日本において、重大な負荷となっている生活習慣病は何なのか、その分布、食習慣(栄養)を含む生活習慣との関連、対策を疫学的な考え方に沿って解説する。 | |||
Course Goals | 生活習慣病の概念を理解するとともに、主要な生活習慣病と生活習慣、特に栄養因子との関連を学び、生活習慣病管理における栄養上の問題点の分布、食糧生産への示唆など農学を専攻する上での視野を広げる。 | |||
Schedule and Contents |
以下の各項目について講述する。各項目には,受講者の理解の程度を確認しながら,【 】で示した講義数を充てる。 1. 生活習慣病の概念と疾病負荷【1コマ】 2. 循環器病と循環器病リスク因子【2コマ】 3. 栄養疫学で用いる調査の種類と統計の基礎【2コマ】 4. 高血圧の診断と治療・対策【2コマ】 5. 脂質異常症の診断と治療・対策【2コマ】 6. 糖尿病の診断と治療・対策【2コマ】 7. 慢性腎臓病の診断と治療・対策【2コマ】 8. 特定健診・特定保健指導制度【1コマ】 9. がんと生活習慣【1コマ】 |
|||
Evaluation Methods and Policy | レポート(70%),授業態度(30%)。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業外学習は特に必要としないが,講義後のレポートに質問等を記入すること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 各講義時に講義内容のプリントを配布する。 | ||
References, etc. | 指定なし |