Animal Molecular Physiology I
Numbering Code | Year/Term | 2022 ・ Second semester | ||
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.1 | |
Instructor name |
ohta takeshi (Graduate School of Agriculture Professor) YOKOI NORIHIDE (Graduate School of Agriculture Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 動物は、遺伝子やタンパク質などの分子を基盤として細胞、組織、個体レベルまで様々な階層における生理機能を統合して生命を維持している。本講義では、分子の視点から見た各階層の生理機能についてわかりやすく説明する。分子生理学的研究を含む幅広い分野の研究に有用なデータベース(塩基配列、アミノ酸配列、パスウェイなど)の検索方法についても具体的に解説する。 | |||
Course Goals | 細胞、組織、個体レベルの様々な階層における生命現象を分子の視点から理解し、各階層の統合による生命の維持システムを説明できる。各種データベースを利用して必要な情報を検索することができる。 | |||
Schedule and Contents |
第1回 概要説明(担当:太田 毅、横井伯英) 第2回 ゲノムと遺伝子(担当:横井伯英) ゲノムと遺伝子の構成について解説する。 第3回 遺伝子の発現と機能(担当:横井伯英) 遺伝子の発現制御とその機能について解説する。 第4回 タンパク質の発現と機能(担当:横井伯英) タンパク質の発現制御とその機能について解説する。 第5回 タンパク質の細胞内局在(担当:横井伯英) タンパク質の細胞内局在とその機能的意義について解説する。 第6回から7回 細胞、組織、器官レベルの分子機能(担当:横井伯英) 細胞、組織、器官レベルにおける分子の機能とその統合について膵臓と骨格筋を例として解説する。 第8回 各種データベース紹介(担当:横井伯英) 各種データベース(塩基配列、アミノ酸配列、パスウェイなど)の検索方法について具体的に解説する。 第9回 「糖の流れ」に関わる分子(担当:太田 毅) 生体内での糖の分解・吸収、代謝等に関わる分子機構について解説する。 第10回 「脂質の流れ」に関わる分子(担当:太田 毅) 生体内での脂質の分解・吸収、代謝等に関わる分子機構について解説する。 第11回 「アミノ酸の流れ」に関わる分子(担当:太田 毅) 生体内でのアミノ酸の吸収、代謝等に関わる分子機構について解説する。 第12回 「血糖値」「血中脂質値」の制御に関わる分子(担当:太田 毅) 「糖の流れ」、「脂質の流れ」を踏まえ、生体内の血糖値、脂質値の制御について解説する。 第13回~14回 糖・脂質代謝機構と応用研究(担当:太田 毅) 「糖の流れ」、「脂質の流れ」を制御する分子を標的とした創薬研究について解説する。 <<期末試験>> 第15回 フィードバック フィードバック期間には、試験結果や理解不足の点について学生からの質問を受け付け、メール等で回答する。 |
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Evaluation Methods and Policy |
【評価方法】 平常点評価(出席、授業内での発言、レポートなど)(40点)および定期試験(筆記)(60点)により評価する。 【評価基準】 評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による。 |
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Course Requirements | 履修上の注意:旧「動物分子生理学」から科目名を変更したものであり、旧「動物分子生理学」の単位を取得している場合は本講義「動物分子生理学I」の単位は卒業要件として認められない。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 「授業計画と内容」における各項目・小項目の講義の進捗状況と学習の理解度を勘案し、授業中に別途指示する。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 適宜、プリントを配布する。 |