Laboratory Course in Food Biochemistry

Numbering Code U-AGR06 3F311 EJ79 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 3 Course Type Experiment
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name YASUKAWA KIYOSHI (Graduate School of Agriculture Professor)
TSUZUKI SATOSHI (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
TAKITA TEISUKE (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
TAKAHASHI HARUYA (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 酵素について、抽出、精製、活性測定のための代表的な方法を習得する。タンパク質および脂質について、抽出、定性、定量、および構造解析のための代表的な方法を習得する。これらのことより、食品に関連する生化学研究に必要な基礎技術を養う。
Course Goals 酵素の抽出精製および活性測定の実験手法を習得する。
反応速度論的解析法を習得する。
主要な食品および生体成分であるタンパク質および脂質について、試料からの抽出、定性、定量、および構造解析のための代表的な実験方法を習得する。
実験原理の理解を通じて、タンパク質や脂質の生化学的特性について理解する。
これらのことより、将来、自らの研究課題の推進に、酵素、タンパク質、脂質を必要に応じて自主的かつ積極的に取り入れられる能力を養う。
Schedule and Contents 2~5限の4コマを1回とする。

第1回:化学体積計とpHメータ:マイクロピペッターとpHメータの正確な扱い方を学ぶ。
第2回:タンパク質の定量:紫外吸収法とBradford法を行う。
第3回:分析1:旋光計と蛍光光度計を取り扱う。
第4回:分析2:円偏光二色計とゲルろ過クロマトグラフィーを取り扱う。
第5回:トリプシン(1):加水分解反応を連続測定法により追跡し、反応速度を求める。
第6回:トリプシン(2):反応速度を広い範囲の基質濃度において求め、速度論的パラメーター(Km, Vmax, kcat)を算出する。
第7回:アミラーゼ(1):サツマイモを破砕し、タンパク質を抽出する。
第8回:アミラーゼ(2):上記抽出物から硫安分画でβ-アミラーゼを精製する。
第9回:アミラーゼ(3):ネオクプロイン法によりグルコース検量線を作成する。精製したアミラーゼのSDS-PAGEを行う。
第10回:アミラーゼ(4):デンプン分解反応を試料採取法により追跡し、反応速度を求める。
第11回:脂質(1):薄層クロマトグラフィーにより、リン脂質の一次元展開を行う。
第12回:脂質(2):薄層クロマトグラフィーにより、リン脂質の二次元展開を行う。
第13回:脂質(3):卵黄から中性脂質を抽出する。
第14回:脂質(4):上記中性脂質の分離・同定・定量を行う。
第15回:まとめ
フィードバックについては別途連絡する。
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】
レポート(80点)と実験態度(20点)により評価する。単位の認定においては、レポートの提出がなされたことと欠席が3回以下であることを必須とする。 遅刻あるいは早退については計2回で1回欠席とみなす。
【評価基準】
評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
Course Requirements 基礎生化学Ⅰと基礎生化学Ⅱの単位を取得していることを要件とする。取得していない場合は代表教員にその旨を申し出ること。
Study outside of Class (preparation and review) 事前に配布する実験資料を精読し、各日の実験内容についてよく理解したうえで実験に臨むこと。また、実験終了後は速やかにデータを整理し、正確かつ詳細なレポートを記載できるようにすること。
Textbooks Textbooks/References 資料を配布する。
References, etc. 資料を配布する。
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