Laboratory Course in Applied Microbiology

Numbering Code U-AGR06 3F314 EJ79 Year/Term 2022 ・ Intensive, Second semester
Number of Credits 3 Course Type Experiment
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name HASHIMOTO WATARU (Graduate School of Agriculture Professor)
Ogawa Takenobu (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
OIKI SAYOKO (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 微生物研究の基本的な実験操作法(滅菌操作・自然界からの分離法・培養法・形態観察)を習熟することにより、微生物の分類に関する基礎的技術を修得する。微生物の代謝機能を用いた物質変換法を会得する。また、微生物を用いた遺伝子工学に関する基礎的知識と実験法を学ぶことにより、微生物遺伝現象と遺伝子組換えの意義を理解する。さらに、微生物による醸造を通じて発酵機構の理解を深める。
Course Goals 微生物研究の基本的な実験操作法を習得する。また、法令に基づいた遺伝子組換え実験方法を身につける。
Schedule and Contents 全日程を20日で構成する(3-5限の3コマを1回とする)。
1.基礎微生物学実験(4回)
 (微生物の形態、培養法、増殖過程の理解)
  細菌、酵母、カビ、放線菌の肉眼的及び顕微鏡的観察(グラム染色法を含む)
  滅菌操作法、固体及び液体培養法の習得(濁度測定による増殖曲線を描く)
  抗生物質、溶菌酵素の各作用に関する解析
2.微生物の探索と分離実験(6回)
 (自然界での微生物の多様性及び有用微生物の分離とその意義の理解)
  培養法によるヒト常在菌を含めた微生物の多様性の解析
  集積培養法による有用(バイオマス資化性)微生物の探索と分離
3.遺伝子工学実験(3回)
 (微生物遺伝現象の機構とその応用の理解)
  (i)微生物遺伝学実験
   細菌の遺伝子受容細胞(コンピテントセル)の作製とその形質転換
  (ii)酵素工学と遺伝子工学実験
   遺伝子組換えによる酵素大量発現株の固定化と有用物質(NADP)の生産
4.微生物醸造学実験(6回)
 (微生物発酵機構の理解と発酵産物の官能評価)
  微生物による発酵食品(清酒、ワイン等)の生産
フィードバック(質疑応答)(1回)
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】
レポートの成績(約90%) 平常点評価(約10%)
レポートについては到達目標の方針に基づき評価する。
平常点評価には、授業内質疑応答などを含む。
4回以上欠席した場合には単位を認定しない。
【評価基準】
「評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。」
Course Requirements 大学で「微生物学」を習得していることが望ましいが、必須ではない。
Study outside of Class (preparation and review) 実験前に配付資料をよく読んで予習すること。また、実験後にデータを取り纏めて考察すること。
Textbooks Textbooks/References 資料を配付する。
References, etc. 遺伝子・細胞から見た応用微生物学, 阪井 康能、竹川 薫、橋本 渉、片山 高嶺 編著, (朝倉書店), ISBN:ISBN:978-4-254-43124-7
PAGE TOP