Microbial Genetics

Numbering Code U-AGR06 3F122 LJ79 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.1
Instructor name HASHIMOTO WATARU (Graduate School of Agriculture Professor)
Outline and Purpose of the Course 遺伝子に基づいて生物機能を改変する基礎知識を習得するため、微生物における遺伝子発現に関する分子機構を講義する。また、遺伝子、タンパク質、高分子多糖や他の生体機能性物質の分子機能改変に関する基盤技術を、遺伝子工学、タンパク質工学、X線結晶構造解析学などのバイオテクノロジーと構造生物学の観点から概説し、生物(特に微生物)機能の変換、遺伝子転換生物の創成、ナノマシン構築、分子進化の可能性を論ずる。
Course Goals 微生物の基礎的な遺伝様式を理解し、種々の遺伝現象を理論的に説明できる。また、生物機能を改変する方法論を理解し、新たな生物、生物素材、あるいは生体分子などを創成することができるようになる。
Schedule and Contents 微生物細胞と機能発現(3回):
 遺伝子の働きを中心に微生物細胞と機能発現を講義する。
遺伝子工学(3回):
 遺伝子工学を支える基盤技術と先端技術(各種オミクスや次世代シーケンサー)について講義する。
微生物の遺伝学(3回):
 大腸菌と出芽酵母を例に取り、それらのゲノムと遺伝学を概説する。
微生物の細胞調節とシグナル伝達(2回):
 微生物の遺伝子発現による細胞調節とシグナル伝達について講義する。
微生物の栄養形態(1回):
 微生物の多様な栄養形態とエネルギー代謝を述べる。
生態系における微生物(2回):
 微生物の生存環境と物質循環について概説し、生態系における微生物の役割を講義する。
期末試験/学習到達度の評価
フィードバック(質疑応答)(1回)
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】
 定期試験の成績(約90%) 平常点評価(約10%)
 平常点評価には、授業内質疑応答や小テストなどを含む。出席は必須であり、原則として4回以上欠席した場合には単位を認定しない。
【評価基準】
「評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。」
Course Requirements 2回生後期配当の「基礎微生物学」を履修していることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) あらかじめ授業前に教科書をよく読んで予習すること。また、配付資料に目を通して理解を深める努力をすること。
Textbooks Textbooks/References 遺伝子・細胞から見た応用微生物学, 阪井康能、竹川 薫、橋本 渉、片山高嶺 編著, (朝倉書店), ISBN:978-4-254-43124-7
References, etc. 適宜、資料を配付する。
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