Practice in University Forest III

Numbering Code U-AGR05 3E253 PJ80 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 2 Course Type Practical training
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name FUNAKAWA SHINYA (Graduate School of Global Environmental Studies Professor)
KOBAYASHI KAZUYA (Field Science Education and Research Center Associate Professor)
NAKANISHI ASAMI (Field Science Education and Research Center Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 北海道東部は、夏は冷涼で冬は極寒であり、国内でも独特な気候帯に属する。様々な気候帯での森林管理を考える上で、北海道東部のような冷涼な地域において、気候条件が森林生態系に与える影響を理解することは重要である。
 
本実習では、道東の北海道研究林を中心に、北方の森林・湿原植生と火山性土壌、森林の垂直分布などの自然環境や道東の林業・林産業の現況を理解することを目的として行う。実習では、森林調査法、樹木識別法、土壌調査法などと共に間伐などの森林作業について実践的に学ぶ。
Course Goals ・北方の森林・湿原植生と火山性土壌、森林の垂直分布などの自然環境や道東の林業・林産業の現況を理解することを目標とする。
・森林調査法、樹木識別法、土壌調査法、森林作業の方法を理解し、実践できることを目標とする。
Schedule and Contents 日程は、2022年8月24-31日の7泊8日の予定。

1.北方の森林・湿原植生と火山性土壌:道東の植生を観察し、亜寒帯と冷温帯の森林・湿原植生や樹木の分布、森林の構造、土壌の特徴を把握する。(5回)
2.森林の垂直分布:森林の標高の違いに伴う植生の垂直分布を体験する。 (4回)
3.森林調査と森林作業:森林の機能評価と利用区分を行うための調査手法を習得する。北海道研究林の標茶・白糠両区内において樹木の識別法、森林の植生・成長量調査法を習得し、森林作業(除間伐)を行う。(5回)

 実習期間中には、実習法やデータ解析に関する講義も実施する。
「I. 根釧地方の地形・地質と気象」
「II. 北海道の植生」
「III. 森林調査法 1.白糠天然林調査、2.標茶カラマツ人工林の保育」
「IV. 根釧地域の土壌」
「V. 土壌調査法」

実習最終日にフィードバック時間を設け、実習内容に関する質問を受け付ける。
Evaluation Methods and Policy レポート(40%)及び実習参加状況(60%)により評価する。
評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
Course Requirements 生物に関する基礎的知識が必要となる。実習期間中の講義や、教員・TAからの補足説明等で実習内容を十分理解できるようになるが、高等学校での生物学あるいは理科総合レベルの予備的知識を持っていることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 樹木識別や北海道の自然環境などについて予習しておくことが望ましい。
集中で実施のため、疑問点があれば実習期間中に積極的に質問し、理解を深めること。
Textbooks Textbooks/References 授業中に配布する。
References, etc. 図鑑等は、北海道研究林の図書室にあるものを利用する。
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