Practice in University Forests I

Numbering Code U-AGR05 2E251 PJ80 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 1 Course Type Practical training
Target Year 2nd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name TAKAYANAGI ATSUSHI (Graduate School of Agriculture Associate Professor)
YOSHINAGA ARATA (Graduate School of Agriculture Associate Professor)
AWANO TATSUYA (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
ONODA YUUSUKE (Graduate School of Agriculture Associate Professor)
KANEKO TAKAYUKI (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
KITAYAMA KANEHIRO (Graduate School of Agriculture Professor)
YAMASAKI MICHIMASA (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
Ishihara Masae (Field Science Education and Research Center Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 京都府北東部に位置する京都大学芦生研究林において、樹木識別を中心として森林の分布、更新、環境などについて野外基礎実習を行う。
Course Goals 冷温帯の主要構成樹種を識別同定できる能力を獲得してその生態特性について理解する.森林におけるフィールドワークの基本と植物標本の作成方法を理解する.
Schedule and Contents 参加者をA,B2班に分け、A班は8月29日(月)~8月31日(水)、B班は8月31日(水)~9月2日(金)の日程で実施し、研究林で2泊する。往復にはスクールバスを用いるので、交通費は無料だが、食費・宿泊費等は実費を徴収する。

実際の実施日程は夏期休暇中であり、6月下旬から7月初旬に説明会を開いて、内容の説明と履修者の決定を行う。説明会の案内はKULASISまたはPandAから行うので、関心のあるものは必ず履修届を出しておくこと。最終的な履修者は説明会の時に決定するので、その時に履修を取り消すことは可能である。

新型コロナウイルス感染症などで現地での実施が困難な場合は、芦生研究林で採取した試料をもとに学内で実施したり、それを配布してオンラインで実施するなど実施方法が変更になる可能性もある。

研究林内でのスケジュールは天候に左右されるが、基本的には広く林内を歩きながら、冷温帯と暖温帯の樹木の識別法を習得するとともに、樹木の押し葉標本の標本作製方法を習得する。

樹木識別以外に,

1. 冷温帯と暖温帯の天然林の林分構造と構成樹木種の分布特性
2. 日本海側に分布するスギ天然林の更新過程
3. 天然林に生息する大型獣類の生態と森林被害と対策
4. カシノナガキクイムシによるナラ類への被害と対策
5. 高標高・多雪の山岳気象

などについて、野外での解説と観察を行い、森林の生態学的な理解を深める。
Evaluation Methods and Policy 実習への参加実績と、植物標本の提出を必須とする。
評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 前期実習で学んだ樹種について、その特徴と分類群について再確認しておくこと。
樹木図鑑を持っている者は、それで冷温帯林に特徴的な樹種と段温帯林に特徴的な樹種について学んでおくと。
Textbooks Textbooks/References 必要な資料を実習初日に配布する。
References, etc. 実習では参照用の樹木図鑑を用意しているので、事前に準備しなくても良い。
積極的に学びたい者は、以下の図鑑が持ち歩ける図鑑として参考となる。
 「山溪ハンディ図鑑 14 増補改訂 樹木の葉」
  林 将之 ,2019,山と渓谷社,5,500円
高価ではあるが、樹木を本格的に学ぶには適した図鑑である。
Related URL http://fserc.kyoto-u.ac.jp/asiu/
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