Architectural Design and Drawing

Numbering Code U-AGR05 4E242 PJ80 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 2 Course Type Practical training
Target Year 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name MINAMI MUNEKAZU (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 実習前半部では,木造住宅における森林資源の活用及びその利用促進について解説し,我が国における木造住宅の歴史や構造・力学的特徴について学ぶ.設計製図のツールとなるCADの操作を簡単な木造建築をトレースすることにより,木造建築の仕組みを理解させながら設計の基本を手ほどきする.後半部では,各人に小規模住宅の課題を与え,コンセプトの設定,エスキースの作成,CADによる図面化等のプロセスを実習形式で学ばせ,最後に設計した建物のプレゼンテーションを行わせる.
Course Goals ・木造建築の軸組などの基本構造と力学的な力の流れを理解する.
・我が国における木造住宅の歴史の概略を知る.
・木造住宅の設計法の基本を理解する.
・CADを用いて簡単な図面が書ける能力を習得する.
Schedule and Contents ■木質構造概論(1):先人たちはどのような木質構造を築いてきたか,木質構造はどのような特徴を有しているのか,木材の利用促進を行うにあたりクリアしなければならない問題点とは何か,などについて講述する.
■森林と木造住宅史概論(1):森林(川上)から住宅(川下)に至る木材利用及び加工の流れ、木造住宅における木材利用の手法等を昭和以降の木造住宅史を辿り講述する。
■製図の基礎(2):簡単な図面の描き方について講述する.
■CADの基礎(3):簡単な木造建築物の図面を,実際にCADを使用して作成する.
■設計製図演習(6):小規模な構造物の設計を課題として設定し,エスキースおよび製図の初期段階を紙面に描いてもらう.この図面をCADで仕上げ,設計コンセプトともに提出させる.
■プレゼンテーション(2):設計した作品のプレゼンテーションを作成し、最後に各自の発表を行わせる.

上記の内容を集中形式で講述,製図実習を行う。
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】課題への積極的な取り組み方(70%)と最終プレゼンテーションの出来映え(30%)に基づいて評価する.
【評価基準】 評価基準及び方針については,当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による.
Course Requirements ◇ノートPCを持参すること(長時間使用するので,ACアダプタを持参することが望ましい)
◇持参したノートPCにCADソフトウェアをインストールできること(Windows,Macは問わないがAndroidは不可,大学の無線LANに接続できること)
◇特別な予備知識は必要ないが,本実習の前後で「「森林マテリアル系実験及び実験法」「木材構造学・木材工学実験及び実験法」「住環境学」「木構造学」等の科目を合わせて履修することが望ましい.
Study outside of Class (preparation and review) ・実習においてCADソフトウェアを用いるが,それについての基本的な知識は不要である.
・プレゼンテーションにおいて,パワーポイントを用いてスライドの作成と発表を行うため,パワーポイントの基本的操作が出来る事が望ましい.
Textbooks Textbooks/References CADの基礎演習においては講義用の演習ドリルを配布する.
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience

Details of Instructors’ Practical Work Experience:

南 宗和:株式会社 里仁舎 代表取締役
地域材を主体とした木造軸組工法住宅の新築,店舗設計および施工,地域材を用いた各種プロデュース,耐震改修およびその構造設計を多数手がけてきた.

Details of Practical Classes Delivered:

多数の木造住宅の設計,施工に携わってきた建築士としての経験を活かして,設計者(=受講者)のアイディアを図面に落とし込んでいく醍醐味を実感できる実習を展開する.
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