Laboratory Course in Forest Hydrology and Erosion Control

Numbering Code U-AGR05 3E236 EJ80 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Experiment
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.3・4・5
Instructor name KOSUGI KENICHIROU (Graduate School of Agriculture Professor)
KOSUGI YOSHIKO (Graduate School of Agriculture Professor)
NAKATANI KANA (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
MASAOKA NAOYA (Graduate School of Agriculture Assistant Professor)
SAKABE AYAKA (Hakubi Center for Advanced Research Program-Specific Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 水、土、森林、大気などの関わっている諸現象についての観測・実験・解析手法を解説するとともに、山地河川の流れ、水や土砂の移動、土壌中の水の浸透、森林流域における流出機構や水質形成、植物と大気の相互作用に関する実験・解析の基礎を学び、これらの諸現象の理解を深める。
Course Goals 山地河川の流れ、水や土砂の移動、土壌中の水の浸透、森林流域における流出機構・水質形成、植物と大気の相互作用などの諸現象を理解するための観測・実験手法や解析手法の基礎を習得する。
Schedule and Contents 授業の説明、山地保全学・森林水文学キャリアパスセミナー(1週)

「山地河川における土砂移動」(2~3週、中谷)
小規模な実験水路を用いて,土石流の発生・流動,ならびに各種砂防堰堤による土石流の調節過程を調べるとともに、水理現象や河床変動に関する数値実験を行う。
数値実験では、地形図から渓流の地形を判読し,土石流シミュレータに入力する。各種砂防堰堤による土石流の調節過程を計算し,効果的な構造物の配置を検討する。

「森林土壌への降雨の浸透現象」(2~3週、正岡)
土壌中の水の動きを測る測器の仕組みを学び,測器を野外に設置し、雨水が森林土壌にしみ込む様子の観測を行う。土壌中の水の動きの計測データを解析する。

「野外試験地における水文・気象観測」(2~3週、小杉緑、坂部)
桐生水文試験地(滋賀県大津市一丈野国有林)において、山地森林流域における降水量や、量水堰からの流出量などの水文観測の手法、森林・大気間の熱・水・二酸化炭素の交換量や微気象を測定する気象観測の手法を学ぶ。また野外で様々な物理量を自記計測する手法を学ぶ。

「水文・気象データの解析方法」(2~3週、小杉緑、坂部)
降水量、量水堰での流出量、気象等データを表計算ソフトやプログラム言語pythonを用いて処理、解析する。

「土壌の透水性・保水性の評価」(2~3週、正岡、小杉緑、坂部)
野外において土壌サンプルを採取し、含水率および飽和含水率測定、および飽和透水試験を行う。最小二乗法を用いて水分特性曲線のパラメータ最適化を行う。

フィードバック:期間を定めて、学生からの質問を受け付けメール等で回答する。
Evaluation Methods and Policy 授業への取り組み状況および実施時に課すレポートによる。
評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
Course Requirements 環境地球科学A(地圏災害学)、環境地球科学B(森林水文学)、砂防学を履修していることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 環境地球科学A(地圏災害学)および環境地球科学B(森林水文学)の講義内容を理解した上で、実験に参加すること。
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