Wood Composite Products
Numbering Code | U-AGR05 4E196 LJ80 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Thu.2 | |
Instructor name |
YANO HIROYUKI (Research Institute for Sustainable Humanosphere Professor) UMEMURA KENJI (Research Institute for Sustainable Humanosphere Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 温室効果ガスの排出削減、ゼロエミッションは人類の生存をかけて達成しなければならない大きな課題である。それに向けた一つのアプローチとして、カーボンニュートラルで持続型な資源である木材を初めとするバイオマス資源のマテリアル利用に高い関心が集まっている。本講義では、1)木質系バイオマス材料の開発の歴史、製造技術と材料の特徴、2)木質系バイオマス材料の高機能化、3)木質系バイオマス材料における接着技術、4)セルロースナノファイバー材料やそれを用いた自動車の開発について講述する。バイオマス系材料学分野の基礎知識を習得、理解を深め、CO2削減を軸とした新たなバイオマス材料の創成について考える力を養うことを目的とする。 | |||
Course Goals | 森林バイオマスの材料利用に関する基礎的知識および最新のバイオマス材料開発動向に関する知識を習得し、21世紀における循環型資源・材料開発のあり方、CO2削減を軸とした新たなバイオマス材料の創成について考える力を養う。 | |||
Schedule and Contents |
以下のような課題について、1課題あたり1~3週の授業をする予定である。 1.木質材料/木質バイオマス材料とは? (矢野) 総論、材料としての特性、開発の歴史と方向 2.森林資源と木材(梅村) 国内外の森林資源の現状と木材生産について 3.合板(梅村) 合板の特徴、製造技術、種類、規格 4.パーティクルボードとOSB(梅村) パーティクルボードとOSBの特徴、製造技術、種類、規格 5.ファイバーボード(梅村) ファイバーボードの特徴、製造技術、種類、規格 6.集成材・LVL(矢野) 集成材・LVLの特徴、製造技術、種類、規格 7.木材用接着剤概論(梅村) 接着剤の種類と特徴 8.木材接着の技術(梅村) 接着性能に及ぼす各種因子 9.木質材料の高機能化 (矢野) 化学処理、物理処理による木質材料の材料設計 10.セルロースナノファイバーの製造と材料開発、自動車部材への応用と意義 (矢野) |
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Evaluation Methods and Policy | 評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。 | |||
Course Requirements | とくに必須の履修要件は無いが、木材に関する物理・化学、木材利用に関する全般的な知識があることが望ましい。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業中に別途指示する。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 教材としては、基本的にプリントを配布する。 | ||
References, etc. |
木材の工学, 大熊幹章他, (文英堂) 木材の加工, 喜多山繁他, (文英堂) 木材接着の科学, 作野友康他, (海青社) |
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Related URL |
http://vm.rish.kyoto-u.ac.jp/W/LABM/ http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/W/LSM/index.html |