Bioorganic Chemistry I
Numbering Code | U-AGR02 3B120 LJ79 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 3rd year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.1 | |
Instructor name | MIYAGAWA HISASHI (Graduate School of Agriculture Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 農作物を害虫や病気などによる被害から守るために使用される農薬の歴史、化学構造とその作用発現のメカニズムについて解説する。 | |||
Course Goals | 農薬が効果を発揮するメカニズムを知ることにより、生体内で起こる生化学反応の理解を深める。また農薬が農業の生産性向上にはたしている役割とその問題点を知り、改善のために研究すべきことについて自分の考えが述べられるようにする。 | |||
Schedule and Contents |
第1回:農薬とは何か 第2回:農薬の安全性評価 第3回:生理活性物質の活性発現メカニズム 第4回:農薬の生体内や環境中における挙動に関する化学 第5-11回:殺虫剤 -神経伝達のメカニズム -神経伝達物質の受容を阻害する殺虫剤 ・興奮性神経 ・抑制性神経 -神経の刺激伝導を阻害する殺虫剤 -天然生理活性化合物の殺虫剤への応用 -筋肉の収縮メカニズムを阻害する殺虫剤 -昆虫の成長や行動をかく乱する殺虫剤 第12-14回:除草剤 -植物の生長をかく乱する除草剤、脂質代謝を阻害する除草剤 -光合成を阻害する除草剤 -アミノ酸合成を阻害する除草剤 <<期末試験>> 第15回:フィードバック(フィードバック期間に、PandAを利用して試験問題の解説や質問に回答) |
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Evaluation Methods and Policy |
定期試験(参考資料の持込可)70%、平常点(授業への参加度、小テスト)30% 評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による。 |
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Course Requirements | 応用生命科学入門I、III、IV、有機反応機構論I、II、生化学I、IIを履修しておくことが望ましい。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 随時、授業内容に関連した小テストをPandA上で出題する。各種メディアで農薬のに関する話題を聞いたときには、それがどんな化合物なのか興味をもち、自ら調べるようにして欲しい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 新版 農薬の科学, 宮川、田村、浅見編, (朝倉書店), ISBN:978-4-254-43123-0 | ||
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience |
分類: A course with practical content delivered by instructors with practical work experience Details of Instructors’ Practical Work Experience: 農薬企業における研究開発業務(6年) Details of Practical Classes Delivered: 研究開発に携わった経験をふまえて、農薬の実用性と安全性を支える科学的な考え方を解説する。 |