Pomology II

Numbering Code U-AGR01 3A244 LJ78 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2
Instructor name YAMANE HISAYO (Graduate School of Agriculture Associate Professor)
TAO RIYUUTAROU (Graduate School of Agriculture Professor)
Outline and Purpose of the Course 果樹栽培と果実生産に深く関わる果樹の生理現象や新技術のうち重要なものをいくつか取り上げて解説するとともに、効率的に果樹栽培と果実生産を行うために取り組まれている研究開発の現状を解説する。
Course Goals 果樹園芸学の最新知見と技術の果樹栽培と果実生産への活用の現状を理解する。
Schedule and Contents 果樹の樹種ごとに分けて、果樹栽培と果実生産に関わる生理現象や新技術について授業するとともに、果樹園芸学分野における以下の課題(2~5)の最新の研究から得られた知見を1課題について2~4回(合計15回)授業をする予定である。

1.果樹園芸各論(田尾、山根)
 リンゴ、ナシ、核果類(モモ、オウトウ、ウメなど)、カキ、ブドウ、カンキツ類、熱帯果樹など、果樹の樹種ごとにその生産と栽培、育種に関連する各論について解説する。

2. 果樹の花成(田尾、山根)
 果実生産に深く関わる果樹の花成について概説するとともに、これらに関して遺伝学的、植物生理学的、分子生物学的な研究によって得られている最新の知見を解説する。

3. 果樹の受粉受精(田尾、山根)
 果実生産に関わる受粉受精現象について、特に自家不和合性や雌雄性、単為結果性などについて概説するとともに、これらに関して遺伝学的、植物生理学的、分子生物学的な研究によって得られている最新の知見を解説する。

4. 果樹の休眠(田尾、山根)
 果樹の一年の成長サイクルを理解するうえで重要な休眠について概説し、休眠に影響する環境要因や遺伝的要因について説明する。休眠に関する遺伝学的、植物生理学的、分子生物学的な研究によって得られている最新の知見を解説する。

5. 果樹の繁殖と育種の最新技術(田尾、山根)
 果樹の組織・細胞培養と遺伝子組換えの最新技術を概説するとともに、最新ゲノム解析を利用した果樹育種の可能性を示し、果樹育種の効率化について考察する。
Evaluation Methods and Policy 評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
原則として、定期試験の成績(75%)と毎授業でおこなう小テストの成績(25%)で評価する。
Course Requirements 果樹園芸学Iを受講しておくことが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 参考資料の関連項目を予習するとともに、授業で解説した内容の理解をさらに深めるため授業中に紹介する資料を復習することが必要である。
Textbooks Textbooks/References 用意した講義プリントを適時配布する。
References, etc. 果樹園芸学, 金浜耕基 他18名, (文永堂出版), ISBN:ISBN 978-4-8300-4129-7 C3061
果樹園芸学, 米森敬三 他14名, (朝倉書店), ISBN:ISBN 978-4-254-41037-2 C 3061
果実の事典, 杉浦 明 他4名, (朝倉書店), ISBN:978-4-254-43095-0
Related URL http://www.pomology.kais.kyoto-u.ac.jp
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