Agroecology in Tropics
Numbering Code | U-AGR01 3A232 LJ85 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 3rd year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.4 | |
Instructor name |
HIGUCHI HIROKAZU (Graduate School of Agriculture Professor) KONDO TOMOHIRO (Graduate School of Agriculture Associate Professor) |
|||
Outline and Purpose of the Course | はじめに、熱帯における気候の特徴、土壌環境について概説する。次に、各論として、各熱帯作物の生態学的特性や起源、利用について詳細に説明した後、東南アジア大陸部を例にとり、熱帯地域の土地利用と営農システムについて講義する。 | |||
Course Goals |
・熱帯地域の農業及び環境問題の基礎を理解する。 ・熱帯地域の気候・土壌特性を理解する。 ・熱帯作物に関する知識を深める。 ・東南アジア大陸部を例に、熱帯地域の営農体系、資源管理の現状と問題点を理解する。 |
|||
Schedule and Contents |
第1~2週:熱帯の気候と自然植生 日射、気温、降水量、蒸発散の地理的分布と年変化の特徴、降水の支配要因、気候区分について説明すると共に、熱帯自然植生の分布と特徴、森林の気候への影響等を概説する。 第3週:熱帯の土壌 土壌の成因、粘土鉱物の形成過程と特性、熱帯の土壌の種類・特徴および分布、作物生育への影響について解説する。 第4~10週:熱帯作物の特性 熱帯地域の主要な畑作物・園芸作物・特用作物について、生理生態的特性・起源・現在の分布・利用について詳細に説明する。 第11週:農業形態と作付体系 熱帯地域の主要な農業形態と作付体系について、その特徴と形成される耕地生態系の特性を説明する。 第12~14週:東南アジアの土地利用と営農システム-農業生産の生態基盤 東南アジア大陸部を中心に、現在の土地利用・営農システムの成立要因および変遷過程を、自然環境の影響を中心に概説する。 第15週:フィードバック |
|||
Evaluation Methods and Policy | 試験によって行う。評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。 | |||
Course Requirements | 土壌学Ⅰ、生態学を履修しておくことが望ましい。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) |
・シラバス記載の授業計画を見て、関連する事柄について下調べをしておくこと。 ・メールで出席をとる際に、授業内容を復習し、内容について質問する、あるいは意見を述べること。 |
|||
Textbooks | Textbooks/References |
プリントを配布する。 教科書として授業中に直接使用しないが、下記は本講義の教科書として書き下ろしたものである。授業の理解を助けると思うので、深く学びたい学生にはおすすめである: 江原宏・樋口浩和編 『熱帯農学概論』 (培風館) |
||
References, etc. |
熱帯農学概論, 江原宏・樋口浩和編, (培風館)
その他の参考書については、授業中に紹介する。 |
|||
Related URL | http://ocw.kyoto-u.ac.jp/faculty-of-agriculture-jp/2011/department-01/5181000/lecturenote |