Plant Production Systems I

Numbering Code U-AGR01 3A216 LJ78 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.4
Instructor name INOUE HIROMO (Graduate School of Agriculture Senior Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 環境との調和性を考慮した地域農業を実現するための多面的な研究領域を「栽培システム学」と定義し、農業の持続的発展の基礎となる諸理論についての知識を深めることを目的とする。自然生態系の中で、人間が作物を生産することから生じた耕地生態系について、その構造と機能について、生物的要素である生理・生化学と非生物的要素である物理化学とから概説し、作物を生産することの何たるかをともに考える。
Course Goals 学んだ理論と生産現場との関連性について理解するとともに、将来、技術者倫理の問題に直面した際に、正しい倫理判断がとれるようになるための基礎知識を習得する。
Schedule and Contents 以下の各項目について講義する。各項目には、受講者の理解の程度を確認しながら、項目あたり1~3回の授業(総授業回数15回)を充てる。
1. 自然生態系と農耕の歴史
2. 耕地生態系とその特徴
3. 陸上生態系の培地としての土壌
4. 植物の物質生産と環境要因 その1 太陽エネルギ-とC3型光合成植物
5. 植物の物質生産と環境要因 その2 C4型とCAM型光合成植物
6. 植物の物質生産と環境要因 その3 呼吸
7. 植物の水分生理と生態系における水の循環
8. 植物による無機塩類の吸収 その1 必須元素について
9. 植物による無機塩類の吸収 その2 Nの吸収とその利用
10. 施肥による食糧生産の拡大と生産性の維持
11. 有機物の機能とその利用
12. 持続的・安定的な食糧生産をめざして

フィードバック:フィードバック期間に、研究室(農学部総合館または木津農場)で質問に回答する。
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】試験の成績(50%) 平常点評価(50%)
平常点評価とは、授業への出席状況、討論への参加の程度および2~3回の授業ごとに課す小レポートの成績とする。
【評価基準】
レポートおよび討論への参加については、到達目標の方針に基づき評価する。レポートでは、独自の工夫が見られるものについて、高い点を与える。評価基準および方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
Course Requirements 高校の生物1b、2
Study outside of Class (preparation and review) 講義資料を事前に配布するので目を通しておくこと。
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