Ecology

Numbering Code U-AGR01 2A112 LJ69
U-AGR01 2A112 LJ78
U-AGR01 2A112 LJ85
Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 2nd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.5
Instructor name HINOMOTO NORIHIDE (Graduate School of Agriculture Professor)
Outline and Purpose of the Course  環境問題の解決が喫緊の課題となってきた地球上において、生態学的視点を持つことの重要性が増している。本科目では、生態学の多岐にわたる分野についての基本を学ぶ。具体的には、持続社会と生態学、物質・個体・個体群・群集・生態系レベルの生態学、非生物的要因を含む環境との相互作用などを理解・認識する。その中で、受講者は地球環境の将来・未来を切り開くための知識と対応索検討の基礎を習得する。
Course Goals  各視点からの生態学を理解することによって、農業現場や環境的課題を有する現場において課題解決策の糸口を発見する事ができる。また、生物的要因や非生物的要因、およびその相互作用が現実社会に及ぼしている影響を理解する多方面からの素養が身につく。各課題(レポート等)に対して自主的、継続的に取り組む能力を養う。
Schedule and Contents 第1回 ガイダンス、生物圏と生態学
第2回 生物種の系統と進化
第3回 生物の生活資源と個体群
第4回 個体群の成長過程と密度効果
第5回 生物群集と生態系
第6回 種間競争と種の共存
第7回 生活史の進化と多様性
第8回 生態系における物質の生産と循環
第9回 世界の生物の分布とバイオーム
第10回 日本の森林植生
第11回 植生の遷移と更新
第12回 生態系と生物多様性
第13回 人間活動と生態系
第14回 農業と生態系
第15回 フィードバック:講義内及び講義時間外に受講生から出された質問などをもとに、不明瞭な点などを復習するとともに、次の学習に活用する能力を養成する。受講生からの講義時間外における質問等についてはメールもしくは訪問などを通じて随時受け付ける。
Evaluation Methods and Policy 講義内容の理解度を小テストやレポート等で判断し、これに出席状況や講義への積極的参加の姿勢などを勘案して総合的に評価する。
評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 扱う内容は多岐にわたるので、事前の準備や復習をすること。
Textbooks Textbooks/References 教科書としては指定しないが、授業は基本的に参考書で示した「大学生のための生態学入門」をベースにして実施する。

各講義において必要な資料も別途配付する。
References, etc. 大学生のための生態学入門, 原 登志彦 監修・西村 尚之著, (共立出版, 2017), ISBN:978-4-320-05786-9
生態学―個体から生態系へ, マイケル ベゴンほか, (京都大学学術出版会, 2013), ISBN:4876985790
生態学入門, 日本生態学会 (編集), (東京化学同人, 2012), ISBN:4807907832
行動生態学 原著第4版, デイビス・クレブス・ウェスト, (共立出版), ISBN:978-4-320-05733-3
植物生態学, 寺島一郎ほか, (朝倉書店), ISBN:978-4-254-17119-8
生物多様性と生態学―遺伝子・種・生態系, 宮下 直・ 井鷺 裕司・千葉 聡, (朝倉書店, 2012), ISBN:4254171501
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