経済法2[Competition Law II]
Numbering Code | P-LAW2065740LJ41 | Year/Term | 2022 ・ 後期 |
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Number of Credits | Course Type | 講義形式と双方向・多方向形式を併用する。 | |
Target Year | 2・3 | Target Student | |
Language | Day/Period | 火1 | |
Instructor name | 和久井 理子 | ||
Outline and Purpose of the Course | 経済法1において講義した内容を習得済みであることを前提として,垂直・混合型企業結合,非ハードコアカルテル(事業提携),共同出資会社,適用除外制度など,より複雑ないし高度な諸問題について検討を行う。 | ||
Course Goals | 上記「授業内容」記載の各項目についてその内容を具体的に説明できるように理解して、上記「概要」記載の成果を得ることである。 | ||
Schedule and Contents |
1 私的独占規制:発展的論点(1): 「経済法1」の内容が習得できていることを前提として,百選に掲載されている私的独占事例を詳しく検討する. 2 私的独占規制:発展的論点(2): 百選に掲載されている私的独占事例のうちでも複雑な事例について詳しく検討する. 3 不公正な取引方法の規制:事例の検討(1): 百選に掲載されている不公正な取引方法にかかる事例のうち拘束条件付取引に関するものをとりあげて,19条による規制上の諸課題について詳しく検討する。 4 不公正な取引方法の規制:事例の検討(2): 百選に掲載されている不公正な取引方法にかかる事例のうち,取引拒絶,差別取扱い,不当廉売に関するものをとりあげて,19条による規制上の諸課題について詳しく検討する。 5 不公正な取引方法の規制:事例の検討(3): 百選に掲載されている不公正な取引方法にかかる事例のうち,抱合せ及び取引妨害に関するものをとりあげて,19条による規制上の諸課題について詳しく検討する。 6 事業者団体規制(8条5号): 事業者団体規制のうち8条5号に基づく規制について,意義等を学んだ後に,事例を検討する。 7 企業結合規制:垂直型・混合型企業結合規制の検討: 垂直型・混合型企業結合が持ちうる市場効果の検討方法を概観した後に,事例を検討する。 8 不当な取引制限:非ハードコアカルテルの検討: 共同研究開発・共同販売等,いわゆる非ハードコアカルテルの規制のあり方について検討する。 9 企業結合規制:共同出資会社の規制: 共同出資会社に関する論点を検討し,仮設事例を検討する。 10 適用除外(独禁法): 独禁法21条及び22条の内容について概観し,事例を検討する。 11 発展的事例の解析: 経済法1及び経済法2第10回までの知識を利用して事例の解析を行う。 12 エンフォースメント(1): 独禁法のエンフォースメントの仕組みについて検討する。 13 エンフォースメント(2): 独禁法のエンフォースメントの仕組みについて検討する。 14 行政機関と反競争行為: 官製談合,行政指導とカルテル規制の関係等について検討する。 |