租税法1[Tax Law I]
Numbering Code | P-LAW2065230LJ41 | Year/Term | 2022 ・ 前期 |
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Number of Credits | Course Type | 講義形式 | |
Target Year | 2・3 | Target Student | |
Language | Day/Period | 火4 | |
Instructor name | 岡村 忠生 | ||
Outline and Purpose of the Course | 租税は、およそ全ての法律行為にともなう負担であり、たとえば相続の限定承認のように、税負担のために断念され勝ちな行為は多い。どのような行為からどのように税負担が生じるのか、また、ある行為が税負担を増加させるのか減少させるのかについての基本的な理解は、全ての法律家に必要である。この授業は、租税法の入門として、所得税法を中心に、租税法の基本的な仕組みを取り上げ、その考え方についての議論をする。また、重要な規定を俎上に載せ、法令を読解しルールを発見してゆく力を身に付ける。 | ||
Course Goals | 上記「授業内容」記載の各項目について理解・修得し、上記「概要」記載の成果を得ることである。 | ||
Schedule and Contents |
1 租税と租税の根拠 租税と租税法について、概観する。租税の概念(租税とは何か)について検討をする。 2 租税法律主義 租税法律主義について、形式的側面と実体的側面から検討する。 3 租税法の解釈と適用1 租税法の解釈と適用のあり方について、議論する。 4 租税法の解釈と適用2 租税回避について、議論する。 5 課税ベース・所得算定過程 包括的所得概念や消費型所得概念について検討する。所得税の所得算定過程を概観する。 6 収入金額・非課税 収入金額の意義と非課税のあり方について、検討する。 7 費用控除 収入金額を獲得するために費やした費用(コスト)の控除のあり方について、議論する。 8 実現と譲渡 実現主義と譲渡の意味について議論をする。 9 所得分類1 利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得について、取り上げる。 10 所得分類2 譲渡所得、維持所得、雑所得について、取り上げる。 11 損失 損失の扱いについて、議論する。 12 課税単位と人的帰属 課税単位と人的帰属について、議論する。 13 租税手続法 申告と課税処分に関して検討する。 14 租税手続法 徴収手続と権利救済に関して検討する。 |