環境政策と法[Environmental Policy and Law]
Numbering Code | P-LAW2065160LJ41 | Year/Term | 2022 ・ 前期 |
---|---|---|---|
Number of Credits | Course Type |
・この授業は、基本的に土曜に2コマ、概ね隔週で行います。初回は4月23日です。 ・一方的に環境法令の概要を解説しても頭に入りにくいと思うので、次のようなやり方で授業を行います。 ・14回分の設例を予め示し、それぞれの設例の担当者を、授業開始前に決めます。 ・その回に設例を担当する履修者は、該当する教科書等を読み、設例について事前に検討してきてください。 ・授業では担当者の説明を聞いたうえで、教員が当該設例の解説をします。 なお、新型コロナウイルス感染拡大に伴って対面授業が不可能となった場合には、授業の形式、進め方を変更する可能性があります。 |
|
Target Year | 2・3 | Target Student | |
Language | Day/Period | 土1 土2 | |
Instructor name | 島村 健 | ||
Outline and Purpose of the Course |
この授業では、環境法の基本的な法令の内容を理解し、具体的な環境紛争について法的分析ができるようになることを目指します。 環境法は行政法学の重要な参照領域のひとつであり、行政法総論・行政訴訟法における議論に豊富な素材を提供しています。通常の行政法の授業においては、一定の分野の行政法規の全体を詳細に検討する時間は確保しづらいと思います。この授業は、環境行政法の分野を素材として、行政の各行為形式、その組み合わせ、義務履行確保の仕組みなどを一気通貫して学習することにより、行政法の学習にも役立つようなものにしたいと思います(選択科目として環境法を選択しない者も歓迎します)。 他方、この授業では、設例の分析を通じて、環境法の司法試験問題にも対処できるような力を獲得してもらえるように工夫したいと思います。 |
||
Course Goals | 授業で取り扱う環境行政法令のしくみを概観することを通じて,環境行政の基本的な手法,環境規制の基本構造を理解することを第1の目標とする。第2に,それぞれの各論分野で,どのような環境訴訟が提起されているか(あるいは想定しうるか),またその場合の典型的な論点は何か,という点についても基本的な理解を深めることを目指す。 | ||
Schedule and Contents |
「章」は、後掲の教科書の該当部分を示すものです。 1【大気汚染訴訟】5章(一部)、6章(一部)、10章(一部) 2【大気汚染防止規制】10章(一部) 3【水質環境基準】6章(一部)、9章 4【水質汚濁規制】2章(一部)、9章 5【土壌汚染規制】11章 6【土壌汚染・地下水汚濁対策】11章・9章(一部) 7【廃棄物処理法―施設設置手続】12章(一部) 8【廃棄物処理法―豊島】12章(一部)、5章(一部) 9【容器包装リサイクル法】13章(一部) 10【循環基本法】7章 11【自然公園法】14章 12【環境影響評価法】8章 13【地球温暖化対策推進法】4章(一部)、10章(一部)、15章 14【歴史的景観】5章(一部) |