ヨーロッパにおける外交と国家主権[Sovereignty and Diplomacy in Europe]

Numbering Code P-LAW2054660SJ41 Year/Term 2022 ・ 後期
Number of Credits Course Type 演習形式で行う。
1、2回目の講義において各回の報告担当者を決定する。授業は、各回のテーマに関する説明を行った後、担当者が、担当文献に関してレジュメを作成して報告、それに基づき討論を行う。人数制限を行う(20人以内。)。
Target Year 1・2・3 Target Student
Language Day/Period 水2
Instructor name 唐渡 晃弘
Outline and Purpose of the Course 本講義では、近代外交の成立から現代のヨーロッパにおける外交の展開に関する知識を習得し、現在の国家間関係について考察する力を養うことを目標とする。講義は、主として19世紀以降の外交史を概観した後、現在EU内で惹起しつつある政治問題を題材として、国家主権と外交との関係について討議する。
Course Goals 近代外交に関して学術的に正確な知識、論点を理解した上で、現在のヨーロッパにおける国家間関係の性質および課題について、広い視野から理解する視点を獲得する。
Schedule and Contents 1. 講義概要の説明と学習計画の検討
2. 国際関係と主権国家:いわゆる「ウエストファリア体制」について
3. 18世紀の外交:「均衡」とは
4.「古典外交」①:ヨーロッパ協調
5.「古典外交」②:「レアルポリティーク」と同盟関係
6. アメリカ外交の登場
7. 新たな秩序模索:集団安全保障
8. <中間レビュー>人権の保障と主権:第一次大戦後のマイノリティ保護
9. 第二次世界大戦直後の世界(観)
10. 西欧の選択:統一への道
11. 冷戦の終結と東欧諸国
12. 統合と主権:国際司法による人権保障
13.「イリベラル政権」とEU
14. 全体総括
内容については、受講者数などによって変更する可能性がある。
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