ローマ法の現在[Actual Roman Law]
Numbering Code | P-LAW2054270LJ41 | Year/Term | 2022 ・ 後期 |
---|---|---|---|
Number of Credits | Course Type |
双方向・多方向形式と講義形式を併用する。 概要に記した通り、裁判例を予習して授業に臨まれたい。 (なお、感染症等の状況によりオンライン授業となる可能性がある。) |
|
Target Year | 1・2・3 | Target Student | |
Language | Day/Period | 火1 | |
Instructor name | 佐々木 健 | ||
Outline and Purpose of the Course |
我が国の判例・学説では、特に民事法分野において顕著に、「ローマ法」の概念・構成に影響を受けている側面があり、本邦の「現在」はその上に立つものである。同時に、欧米の「ローマ法」学界は今日も或る意味で(少なくとも部分的には)活発な状況にあり、現在語るべき「ローマ法」は常にアップデートされるべきものでもある。 上記二点を講ずるべく、各回で裁判例を取り上げ、「ローマ法」の観点から批判的解説を行うと共に、教員及び学生相互間での議論を深める。従って、指示された裁判例と関連する日本語文献を予習することを前提とする。 このように法を広い視野から分析することで、法律問題と社会とに対する洞察力を深めることを目的とする。 |
||
Course Goals | 上記「授業内容」記載の各項目についてその内容を具体的に説明できるように理解して、上記「概要」記載の成果を得ることである。 | ||
Schedule and Contents |
1.導入:内容設定 2.「占有」 3.信義則と善意bona fides 4.遺産と破産:遺産占有と破産財団bonorum possessio 5.銀行と投資 6.所有「権」 7.サブリースとファイナンスリース 8.信託 9.譲渡担保 10.債権譲渡 11.過失・帰責事由culpa 12.役務提供契約 13.民事訴訟 14.最終弁論:展望 |