民事弁護実務演習[Seminar on Lawyering (Civil)]

Numbering Code P-LAW2073120SJ41 Year/Term 2022 ・ 前期
Number of Credits Course Type 演習形式と実習形式を併用する。
配付された事案に基づき,事前に担当者が起案を提出し,それに基づいて,全員で討論をすることを基本とする。
なお,人数制限を行う(1クラス15人程度)
Target Year 3 Target Student
Language Day/Period 水2
Instructor name 寺田 明日香
Outline and Purpose of the Course 具体的な事例を題材として,典型的な民事紛争の事案への対応を学ぶとともに,各事案における訴訟書類(訴状や答弁書),あるいは訴訟外書類(意見書や協議書)を起案させる。それに対する添削を行うとともに,授業において議論を行って,起案の技術や説得の力、その他実務家として実践的に役に立つ法律的な能力の習得を目指す。理論として学んだ法律が訴訟その他の法的手続の中でどのように生きているか,紛争の類型ごとに,自ら訴訟書類の作成をすることによって,詳しく学ぶ。
Course Goals 上記「授業内容」記載の事項を理解・習得し,概要記載の成果を得ること。弁護士の実務において,基本的な事件の書類方法の理解を目標とする。
Schedule and Contents 1.民事訴訟の流れ
訴訟等の手続における弁護士の役割を学ぶ。
2.貸金請求訴訟
金銭消費貸借契約及び保証契約に基づく訴訟について,訴状・答弁書等の作成を学ぶ。
3.不動産明渡請求訴訟
不動産明渡請求事件について,訴状等の作成方法や,紛争解決のために留意すべき点を学ぶ。
4.不動産登記訴訟
登記を巡る訴訟について,訴状等の作成方法や,紛争解決のために留意すべき点を学ぶ。
5.売掛金請求訴訟
継続的な売買契約に基づく売掛金請求事件について,訴状等の作成方法とともに,多くの事例において争点になりうる法律問題を学ぶ。
6.請負代金請求訴訟
請負契約に基づく請負代金請求事件について,訴状等の作成方法とともに,多くの事例において争点となりうる法律問題を学ぶ。
7. 不法行為訴訟
交通事故に基づく損害賠償事件を素材として,人身被害についての賠償請求に関する論点を学び,その訴状の作成について学ぶ。
8.消費者被害事件
消費者が被害者となった事案について,事実や事例の調査の方法を学ぶとともに,意見書を作成する。
9.会社事件
会社における紛争を題材に,依頼者の意向を確認する手段を検討するとともに,意見書等の書き方を学ぶ。
10.人事訴訟
離婚事案を素材として,関連する諸問題を学ぶとともに,その訴状の作成を学ぶ。
11.相続関係事件
遺産分割の紛争を題材として,相続事件についての争点や解決手段を学び,遺産分割協議書等の作成について学ぶ。
12.保全事件(仮差押え)
紛争解決手段における民事保全の意味を学び,その申立書の作成を学ぶ。
13.民事執行
債務名義に基づく民事執行事件について学び,その申立書の作成を学ぶ。
14.合意文書作成
和解条項等,合意文書の作成の意味とその作成方法を学ぶ。
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