ILASセミナー:Physical Computing 入門, 2020
学生作品発表1「自動パチンコ」 -
授業の概要目的
小さなコンピュータ(組み込み用マイクロプロセッサ)とその開発環境が安価になり、これに光や接触など外界の状況を感知するセンサーとモーターやランプなど外界に働きかけるアクチュエータを接続して「能動的に動作するもの(作品)」についてのさまざまなアイデアを形にすることが Physical Computing として注目されています。本授業では実際に Arduino と呼ばれる小型のマイコンボードにさまざまなセンサやアクチュエータを接続し、プログラムで動作させることを学習するとともに、自ら作品のアイデアを出し、これを実際に作ってみることを通して Physical Computing について体験的に学びます。
講義詳細
- 年度
- 2020年度
- 開講部局名
- 全学共通科目
- 使用言語
- 日本語
- 教員/講師名
- 喜多 一(国際高等教育院 教授)
シラバス
開講年度・開講期 | 2020年度 前期 | 単位数 | 2 単位 |
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授業形態 | ゼミナール | 配当学年 | 主として1回生 |
対象学生 | 学部生 | 使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 木5 | ||
教員 | 喜多 一(国際高等教育院 教授) |
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授業の概要・目的 | 小さなコンピュータ(組み込み用マイクロプロセッサ)とその開発環境が安価になり、これに光や接触など外界の状況を感知するセンサーとモーターやランプなど外界に働きかけるアクチュエータを接続して「能動的に動作するもの(作品)」についてのさまざまなアイデアを形にすることが Physical Computing として注目されています。本授業では実際に Arduino と呼ばれる小型のマイコンボードにさまざまなセンサやアクチュエータを接続し、プログラムで動作させることを学習するとともに、自ら作品のアイデアを出し、これを実際に作ってみることを通して Physical Computing について体験的に学びます。 |
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到達目標 | この授業では、以下の3つのことを到達目標とします。 1) Arduino を動かすために簡単な C 言語のプログラムが書けるようになること。 2) Arduino に接続する簡単な電子回路を構成できるようになること。 3) 上記の技術を使って期限内に作品を構想、設計、製作を2人程度のチームで実施できること。 |
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授業計画と内容 | Physical Computing の概要(1回) コンピュータのプログラミングと電子回路の作成(5回) Arduino を使うためのプログラミングと電子回路構成の基礎を身に着けます。 作品のアイデアについての検討(2回) 予算と期限の制約の中で Arduino を用いた作品を計画します。 作品制作とレビュー(5回) 計画を実施し、作品を制作します。 作品のデモンストレーション(1回) 実際に作品をクラスの中で稼働させるデモンストレーションを行います。 京大オープンコースウェアでの収録と公開を予定しています。 振り返りとレポート作成(フィードバック回) |
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成績評価の方法・観点 | 授業への参加と実習状況(50点)、作品とプレゼンテーション(30点)と期末レポート(20点)の内容を通じて到達目標が獲得できていることを評価する。 |
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履修要件 | 特になし |
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授業外学習(予習・復習)等 | C 言語のプログラミングや電子回路などについて前半は実習内容を一部、宿題として課します。後半は作品の構想、設計、製作に授業時間と同程度以上の自学自習が必要です。 |
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教科書・参考書等 | [教科書] プリント教材を授業で配布する。 [参考書等]
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