環境形成基礎論
第7回目
3-2 領主的土地所有の論理
- 土地所有の二重構造
領主は土地の物上支配者…領有
土地の経営は村落にまかされる…総有
- 上部構造
自らの土地をより力のあるものに献じ、それを領土として与えてもらう
ヒエラルキーの形成…確固として政治機構
封建制の封建制たる所以
- 封建地代
領主は土地の物上支配者として地代を要求
封建地代は原則としては労働地代(賦役)
日本では現物地代
村請け
個人に対してではなく「むら」に対して地代を課す
地代徴収を確実なものとするため
「むら」に一定程度の自治が認められる…村落自治
下部構造
生産力が低い…過大な要求
→ぎりぎりいっぱいの生活を強いられる
「むら」全体でその要求に応えなければならない
→力を合わせざるを得ない…共同
…脱落者を出せない→残ったものの生活が苦しくなる
→階層分化が起こってはならない…平等
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第7回目目次
第7回目表紙
作成日:2004年11月24日
修正日:2004年11月24日
制作者:柏 久