第5回
出席メール

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  1.  小麦、大豆の自給率が著しく低いという問題のところで私は単純に国内生産量が激減したからだと思っていました。しかし、国内生産量は低下しているものの、そこまで著しいものではないんですね。大きな原因は輸入量が激増したことでした。食生活の変化によって消費量自体が大幅に増大してるのが原因だとわかりました。でも小麦はともかく大豆が戦前から大幅に増大しているのはどうしてなんでしょう?油だけでそんなに増えるものなんでしょうか?また、それもアメリカの戦略なんでしょうか?




  2.  五回目の講義聞かせてもらいました。

     農家が儲かるとはとても意外でした。農業に関してはあまり詳しくないですが、テレビや本や先生のお話で勉強させてもらって一番印象に残っているのは農業の現状のひどさでした。ということは誰かが損しなければならなくなりますが、それが農家でないということは、やはり消費者と地球環境がとばっちりをくらっているのでしょうか?これについては先生の意見も聞きたいです。あと、農水省も、電車のダイヤ調整のような、綿密な計画をたててほしいと思います。これからも農水省への批判と中間山地理論バシバシお願いします。




  3.  11月5日の第5回の講義の出席メールです

    「農家は儲かる」とこれまでにも先生は仰っていましたが、僕は小学生の頃農家は機械類のローンで儲からないと教わった記憶があります。しかし儲からないのは土地の利用がまずいだけで(実際にはしがらみから抜けだすのは大変でしょうが)うまく経営すればかなり儲かることが分かりました。僕の世代には農業=儲からないというイメージがありますが、大変損なことだと思います。教科書にだいぶ偏見があると思いました。これも現状を知らない官僚政治の弊害でしょうか




  4.  前回の授業を受けて、僕は第二種兼業農家の多さに驚きました。僕は専業:第一種:第二種が2:3:5ぐらいだと思っていました。しかし、実際は1:1:8ぐらいでした。農業はその年の天候などによって収入が左右されるので農業以外のこともしなければならないのかもしれないのですが、天候不良で農作物があまりできなかったりしたときは、国から農家に援助金などを出すなどして、もっと専業農家や第一種兼業農家を増やしていかなければならないと思いました。




  5.  うちの田舎も米を作っていて、米をつくるのに必要な機会を農協から借りていたのらしいですが、全くもって儲からなかったと聞いていました。機会をもっと安く貸してくれたらいいんですけどね




  6.  今までは自分の家ばかりに目がいっていたので、農家は割と貧乏な方だと思っていたのですが、しっかり稼いでいる農家もあるんだと知ってなんだか不思議な気持ちです。(笑)やはり農業も商売ですから、効率的・戦略的に営めば成果もでるのでしょう。最近は台風の影響で野菜の値段が上がっていたり、なにかと農業に焦点が当たっている時期だと思うので、より認識を深めたいと思います。




  7.  今回は出席メールが遅くなってしまいました。

     前々から農業って儲かるんか?と思っていたので今回の話題は興味がありました。 そして兼業するからではあるが農業は割と儲けているということを聞いて驚きました。ただ稲作について機械にたくさんのお金を注ぎ込んでいかなければならないということで大変な仕事だと改めて実感しました。普通の仕事と違って自然、気候によって収入が大きく変わってくるというのもかわいそうに思います。今年のように台風が何個も日本を直撃するようなことが続けば農家はやっていけないですし。




  8.  農家非農家の違いは初めてしりました。日本の農業といえば小学校の頃から米づくりと教えられていたのに米ではあまり稼げないというのはショックでした。これからの米づくりが高齢者のものになるのであれば、もっと作業が簡単になるよう機材の改良を進めていく必要があると感じました。




  9.  11月5日の講義に出席 しました。




  10.  輪作の話興味深く聞かせていただきました。
    また、日本の農村はムラ社会ということでしたが、若者の進出によって農協のマニュアルどおりにうごくだけではなく、技術と知識を生かしたひらかれたものにしていくことが理想的だと思いました。




  11. 前回の授業拝聴させて頂きました。

    農家の貯蓄が多いということでしたが、サラリーマンと比べるのはナンセンスだと思います。サラリーマンは、今日ではリストラなどの危険があるにしても、毎年、毎月、安定した収入を得られ、また自らの仕事について金銭的なリスクを負うことはありません。一方、農家はたとえ一戸、零細農家だったとしても当然安定した収入は望めませんし、新たな機材の購入などの金銭的リスクを負うことになります。

    やはり、農家と対になるべきは企業であり、農家は企業のひとつと考えるのが自然だ、と僕は思うのです。
    その上で農家の貯蓄を企業の資本金と比較したとき、また労働条件などを考えたとき、農家の収入は少ないように思われるのです。

    企業で言えば、生き残っていく企業は市場のニーズに合った製品を、需要と供給のバランスを考えた上で生産する企業です。それ故に農家が作る作物が多彩化したり、あるいはあるブランドを立ち上げたりするのは実に自然な流れであると僕には思われるのです。




  12.  おはようございます。例のごとく締め切りギリギリです。どうでもいいことかも知れませんが、今まで出席メールで自分のことを「私」と書いてきたのですが、どうも違和感があるので今回からは「僕」を使わせて頂こうと思います。

    前回の授業は農家の話が出てきたので、農家の祖父母を持つ僕にとっては親しみやすいものでした。農家の定義を学んだ授業なので、僕の祖父母が農家の条件を満たしているのか考えてみようと思います。

    父方の祖父母は鳥取の田舎に住んでいます。子供たちの家庭に野菜を送ったりするばかりで農作物を売ることはしていませんが、僕が覚えている限りでは確実に10a以上の農地を持っています。したがって自給的農家ということになるでしょうか。 母方のほうは愛媛なのですが、こちらも10a以上の農地は持っています。そして祖母が近所のおばあさんたちとやっている、「おばちゃん直売所」での収入は年間50万円以上あると思うので、販売農家といえるでしょう。また、祖父が亡くなる前は祖父は大工をしていましたし、今も祖母は長男夫婦と同居しているので第二種兼業農家ということになると思います。

    ちなみに、両親の実家が梨の鳥取とみかんの愛媛であることが僕の自慢の一つです。(とはいっても、どちらも梨やみかんを作っているというわけではありませんが。)でも、毎年たくさんのみかんを送ってもらっていたのに、今年は台風のせいであまりないらしく、愛媛のおいしいみかんが食べられないのは残念です。友達に和歌山のみかん農家の息子がいるのですが、彼にみかんをもらうと(もちろんうれしいのですが)少し悔しくなります(笑)
    どうでもいい話になってしまったのでこの辺にしておきます。次回の授業も楽しみにしています。




  13.  稲作をする機械が年におよそ50万かかりそして稲作での収入というものは50万くらいということを聞いてびっくりした。米というのは日本の文化でありなくてはならないものである。アメリカに行った時米を食べる機会がなくてどれだけつらかったか…。稲作をしている人達が大変だとは聞いていたがその実情を聞くことができてよかったです。




  14.  この前の授業を聞いて一つ意外に思った事があります。それは農家が豊かであるという事です。そもそも農家というのに定義があるなんて知りませんでした。
    一見、農家というと豊かではないというイメージがありました…
    実際トラクターを購入しても、お金がかかりすぎて、収入が追い付かないらしいですが。。。
    最近はニュースを見てると台風23号のせいで農家がかなりの打撃を受けているようです…
    農家にはがんばってほしいと思います。




  15.  11月5日の授業に出席しました。
     日本の農業は昔からの慣習のようなものにとらわれすぎているように思いました。単に先祖代々農家だったから引き継いできただとか、前から集居村落だったからそのままの状態で農業を続けるだとか。今となっては零細経営の兼業農家ばかりなのだから、そういった人が土地を売り払ってもっと大規模な農業をすれば日本の農業ももっと有効なものになると私は思います。




  16.  いつも、柏先生のお返事をいただきたいと思うのですが、忙しくしていると一週間があっという間で、締め切りを守ることさえままならない状況です。柏先生のお返事がもらえるように、また、講義を聴いて感覚がhotなうちにメールを打てるように頑張ります。

    講義の最初のあたりで聞いた、アメリカによる戦後の食文化侵略の話は衝撃的でした。「戦後アメリカによって作られたものだから変えるんだ」、という憲法批判などは聞いたことがありましたが、食文化に関して、アメリカがここまで戦略的に関与していたとは驚きでした。
    そしてすでに戦後半世紀以上経っているのに、日本の食生活が、いまだにアメリカ風の食生活にどっぷり浸かっていることを残念に思いました。
    日本人は本来、日本食が好きなはずです。(少なくとも私は大好きです。)
    だしを使った控えめだけど十分な味に懐かしさと安心感を感じるという人は、現在の日本にもたくさんいると思います。
    それなのになぜ、今も、こんなに食生活は欧米化し、それに輸入も伴っているのかがわかりません。
    政治の力で食生活がこんなに変化してしまったのなら、政治はその責任を感じて食生活を戻す努力をするべきです。時代の変化により各種の困難がありますが、かつてできたものの逆ができないはずはないと、私は思っています。
    もちろん欧米風の食生活が悪いといっているのではありません、でも、それが浸透した結果さまざまな問題が発生している以上、単なるブームに終わらずに、日本人にあった食生活を国民全員が再び考え直すことが必要だと思います。




  17.  最近目の回る忙しさです。
    メールが遅れてしまってスイマセン。

    出席メールのいいところは、様々な人の考え方に触れられるところですね。
    また、様々な体験に触れられるところもすばらしいです。
    出席メールは、こうしたものに触れることで私たちの考え方が深まったり、
    視点が多角的になるという可能性を秘めているのですね。

    今までは、自分と先生という双方向がいいとばかり思っていましたが、
    上記のような効能を秘めており、
    教育の観点から非常に有意義であると再認識しました。

    BSEの話が出たので日ごろの問題意識を提示します。
    BSEが出た際、日本はそれ以前の失敗の教訓から徹底した検査を実施しました。こういった失敗を繰り返さないという態度は、どうしてもっと広い範囲(具体的には、政治の分野)に波及しないのでしょうか?
    農業政策においてどこが悪性腫瘍かもわからないほど日本の官僚・政治家は感覚が麻痺してしまっているのでしょうか?それともわかっていながら、目を背けているのでしょうか。
    先生は逐一官僚の集団的無能さを指摘なさっておりますが、
    無能さの根源的原因はどういったものだとお考えですか?




  18.  今回の講義で、農地の分散により農業にかかるコストを問題にしておられましたね。確かにそれに対する解決策として圃場整備は必要だと思います。しかし、圃場整備によって破壊される物もあります。古代から残る道路、及び条坊制です。条坊制では、田地の区画が一辺約109メートルの正方形に整備されています。ところが農水省は生産効率の向上と称してこれを一辺100メートルの正方形に区画し直したそうです。これは明らかに税金の無駄遣いであり、日本農業の歪みだと思います。




  19.  前回の講義では集居村落、散居村落、集団転作など集落やむらのことが分かりました。散居集落が農業に適しているなど興味深かったです。もっとむらと農業のことを知りたいので、次回の講義も頑張りたいです。




  20.  11/5の講義の出席メールです。

     今回の講義ですごく印象的だったのは「むら」についてでした。少しは「むら」について知ってはいましたが農民にとってとても特別な意味があるのを初めて知りました。それから「むら」の特質を表す代表的表現、出る杭は打たれる、横並び、村八分、赤信号みんなでわたれば怖くないというのを「むら」の話を聞いてから見てみるとすごくおもしろいなと思いました。農業のことを学んでほかのことにもつながるというのが興味深かったです。次の講義も楽しみにしています。




  21.  十一月五日の授業出席しました。

     ぎりぎり提出ですみません。前回から日本のムラ構造、ムラ意識についての講義ですが、私はムラ意識と言うと何かどろどろしたものだという印象(先入観?)があります。村八分とかがそう思う理由の一つですが、ムラ意識についてもっと詳しく知りたいです。柏先生の講義はそのいい機会だと思います。次回からの講義も楽しみにしています。「ムラ」について熱く語ってください。




  22.  11月5日の授業に出席しました。今日は家のパソコンからメールを送ります。

    今日は身近なところで感じた「むら」社会についてメールを書こうと思います。
    私の祖父母は滋賀県で農家をしていて、昔から所有している土地がかなりあります。
    そこでは稲作をしていたんですが、祖父母が高齢になってきてすべての土地の管理が難しくなってきたことや 近年の滋賀県における人口増加にあいまった宅地建設の影響で土地を手放そうという話がでてきました。
    しかし祖父母の独断だけでは土地を売ることができず、多くの親族や町内の人々が反対をしたみたいです。
    そして度重なる寄合(「田舎」ではいまだに行われているのですね)を行ってようやく 町内の人々を納得させることができたみたいです。




  23.  農水省の農家の分類は、極端な場合、広い土地だけ持っていれば何もしていなくても農家になる、というこですよね。もうちょっとましな決め方ができるはずなのに何故しないのでしょうか。

    米作りの支出が非常に大きく、収入と変わらないくらいだというのは驚きました。これだけ考えると虚しい気がしますが、実際には米作りだけの農家はないのですか?あるなら、利益を得るために何をしているのですか?思い付くのはブランド米を作ることがありますが。




  24.  遅くなってすいません。11月5日の出席メールです。

     以前に京野菜を作っている農家の人たちがとても高収入だったのを授業で聞いて、 農家の中でも、京野菜のようなブランド野菜を作っている人たちだけが特別なんだろ うと思っていましたが、今回の授業を聞いたり、レジュメを見て、約半数の農家が販 売額が1000万円を超えていたのには、ビックリしました。この授業に出るたび に、今まで農業に対して持っていた先入観が間違いだったんだとドンドン気付かされ ていきます。

       「むら」の構造はテレビで見たイメージから田舎にしか見られないものだと思って い、自分の周りにはそういうのは残っていないんじゃないかと思っていましたが、授 業で「むら」の構造を聞いていると、少しは今自分が住んでいる地域についても当て はまるようなことがあり、やはり、市内であっても古くからあるところでは「むら」 の構造は残っているんだなと思いました。また、「むら」の構造のなかにあるわずら わしさなんかが、若い人たちが田舎を離れていく原因のひとつなんじゃないかとも感 じました。




  25.  今回の授業に出席しました。

    さて、感想ですが私は今回の授業の中で、『「むら」には単なる農村を越えた特質がある』という言葉に大変興味を持ちました。とてもいい着眼点だと思います(偉そうでスイマセン・・・)。それに関して一つおもしろい記述を見つけたので紹介しておきます。『行政的な区分と形態的な区分で、英語ないし文化人類学では、villageとhamletとして区分する。 hamletが自然に形成された本来の村落を指す。』(引用元http://ja.wikipedia.org/wiki/農村)

    「むら」と書いてしまえば実感はないけれども、よくよく考えればこれは日本全体としての問題なんですよね。色々考えたけれどまとまらないので(むしろこんな問題、ちょっとやそっと考えたくらいでまとまるわけないのですが)今回はこれで。




  26.  11月5日の講義出席しました。

    出席メール遅くなってすみません。今朝送ろうとしたら、携帯を忘れてしまっていて、あわてて授業後にパソコンから送っています。後回しにしたのが悪かったですね。次週からは早めに送ります。

    今回の授業を聞いて、私の地元の風景・状況が思い浮かびました。私の実家は祖父が農業をしていて、田と畑の両方を耕していました。授業で出てきた集居村落のような感じのところです。私の家の田畑も何箇所かにわかれていたので、移動が不便だったのを覚えています。しかし、そういう田畑をずっと見ていると、それが当たり前に思っていました。たしかに不都合ですね。

    それとともに、「むら」についても同じような感想を少し持ちました。土地を村全体で所有しているとか、理解できます。私の地元は、お年寄りが多いためか、村というものが重要視されているようです。私にもそういう体質があると思います。こういうことから来る問題についてあまり意識していませんでしたが、たしかに問題点が多いようです。

    「むら」社会の問題点について、次週の内容も楽しみにしています。そして、またその問題について考えてみたいと思います。




  27.  前回の講義出席しました。
    農家の米づくりは利益を目的としているのではなく、村の一員としての意識などからくるということを知り感心しました。来週から村についての講義ということで楽しみにしています。




  28.  第5回目の授業に出席しました。

     小麦や大豆の生産量はそんなに変わっていないが、消費量が増え、それに伴って輸 入量が増えていたと始めて知りました。小麦や大豆の農業自体は私が思っていたほど 衰退しているわけじゃないんだなぁと思いました。確かに、私の食生活を見てみて も、欧米化しているといえます。特に下宿を始めてからは主食をパンにする機会が増 えました。せっかく京都という和を残す土地に住んでいるのだから、日本の食という のをもっと見直すべきですね。住んでいる土地でできたものだけを口にしていたら食 べられるものは非常に限られるというお話を前に聞きましたが、今の日本なら和食だ けを食べることにしても、困る人がたくさんいるだろうなぁと思いました。

     あと、最後のほうで村社会の話がまたありましたよね。確かに、村社会の構造が今 の日本をだめにしているというのは多分にあるのだと思います。社会が変わる中では 村構造を保持するのは適当ではないのかもしれません。でも、村社会のすべてがいけ ないのでしょうか。今の日本は悪いところばかりが目に付きます。でもだめなところ をだめというのはとても大切なのですが、一方で日本を誇りに思える何かがなけれ ば、日本のためにがんばってやろうという気持ちが出てこないのではないかと思いま した。悪いところを見つめられる目も必要ですが、いいところを見つけられる目も必 要だと思いました。

     出席メールは、皆さん独自のテーマを掲げて長い文章を書いておられて、自分のメ ールがますますだめに思えますが、がんばって書くのでこれからもよろしくお願いし ます。いつも遅くてすみません。次回も楽しみにしています。




  29.  遅くなりました。 とりあえず出席はしてたということだけ。




  30.  十一月六日の授業に出席した○○です。

    授業の感想は農家の定義ってそういやわかりにくいな〜ってことでした。農業だけで生計を立ててる人は間違いなく農家だろうけど、趣味なんかで栽培をしているひととかはどうなんだろう。10アール以上の土地をもっているとか月収が十五万(?あやふやです)以上とかで分類してももしその人がなんかの会社の社長で月収一千万とかなら兼業農家とも呼べないきがします。趣味の範囲で本人はやってるのに上の条件をクリアしてたら。農家=専業農家じゃないって当たり前ですけど。だんだんどうでもいいことのように思えてきたんでこのへんでやめときます。


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作成日:2004年11月10日
修正日:2004年11月10日
制作者:柏 久