第3回
出席メール
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- はじめて講義を聴きました。受けてみた第一印象として、先生と生徒との距離が他の授業に比べてかなり近い、ということでした。これはとてもいいことだと思いますのでこれからもがんばっていただけたら、と思います。
授業内容についてですけど、
「農作物をブランド化して成功している。だから、日本の農業も暗い話ばかりではない」
というのは、どうかと思いました。
農作物のブランド化というのは極一部の人でしかできないことだからです(日本中のみんながやってしまうと、消費者は安い外国産を迷わず買いますし)
というか、こういう極一部の人でしかできないことでしか明るい話題
がないのか〜と先行き不安になったりもしました。
でも一番印象に残っているのは、八百屋の利益の9割が松茸である、ということだったりします。前々から高いとは思っていたんですけど、八百屋まで値段を吊り上げてたのか!という感じで衝撃を受けたりしました…
あ、でも後期の終わりくらいに松茸贈るかもしれませんよ?
その時はよろしくお願いします。
今回の授業でわかりにくかったことについて
>鶏肉自体は100%国内生産、飼料は100%輸入、飼料効率は3、
>鶏肉のコストの75%は飼料費、1000億円の生産
>金額ベースの総合自給率は、
>1000/1750×100=57.1%
>カロリーベースの総合自給率は、
>1/4×100=25.0%
ここです。
そもそも自給率というのは
(自国生産量)/(総消費量)*100 だと思うんですけど
金額ベースの自給率は (自国生産を換金した量)/(総消費を換金した量)*100
になり、総消費を換金した量が1750になるのがわからないです。
(1000*1.75で導いたのは何となくわかるんですけど…
カロリーベースの自給率も (吸収したカロリー)/(生産に使用した全カロリー)*100
で、生産に使用した全カロリーは3だと思うんですけど…
(吸収したカロリー分をプラスしている理由がわからないです。
何だかわからないことを書いてると自分の無知を晒してるみたいで何だかなーとか思いますけど、これからもわからなかったら質問させていただきます。
最後に授業はとてもおもしろかったです。
これから毎回受けたいと思いますので、よろしくお願いします。
- 今回はメールの内容を受けて農業の明るい話をするなどし、この講義が他の講義とは違うということをあらためて思いました。
ところで、2つの食料自給率の乖離が示すのは日本の農業のゆがみだとのことですが、このゆがみとは日本産の鶏などはオリジナルカロリーベースで考えるとそのほとんどを外国に頼っていることでしょうか?
それともそのように仕向けた日本の政策のことでしょうか?
政策については次回の講義の内容なので次回の講義をしっかり聴かせていただきます。
- 環境形成基礎論第3回目 に出席しましたので報告させていただきます。
- 最初の京野菜の話が印象的でした。
京都には住んでいない、メールでやりとりしている外国人
の友達に聞いてみたところ、彼女は京野菜の存在を知らな か
ったようで、とても興味を示していました。
日本農業も、ブランド化して、さらには海外へと発展さ
せていけば、また新しい道が開けるのではないでしょう
か。
- いつも興味深い講義をありがとうございます。
今北山のとある公園からメールしています。家庭教師で来る予定だったので、今日は先週の授業で北山の農業が話題になったので、早めに家を出て北山を散歩してみました。今日は好天に恵まれ、とても気持ちのいい秋の散歩でした。公園は家族の憩いの場になっています。北山は本当にオシャレなお店も多いし、家は立派だし、僕は中京に住んでいますが、まるで別の街のようです。畑は根菜に稲作(どうやら二期作みたいです)、茄子などの京野菜、季節物の果実もありました。蝶が沢山いて、自然が未だに残ってるのが感じられて嬉しかったです。
先週は食料自給率が話題でしたが、菜食になれば問題は解決されるという意見でしたが、どうも卓上の理論を越えていないようです。隣の座席の友達が、「一度失った文化(多分昔の魚野菜中心食生活)を復興させるのは、不可能に近い」と言ったのは、客観的に見て正しいと思います。僕は大学一回の秋から菜食ですが、やはり菜食文化を浸透させるのは大変難しいと思います。
今度表面化するであろう食料問題にいかに対応していくか、これからも考えていきたいです。先生が具体的な解
決への糸口を言及して下さるので、とてもためになります。
次回もよろしくお願いします。
- 第3講の出席メール送ります。
今日も他の人の書いた出席メールに刺激されました。すごく思慮深いものばかりで自
分ももっと積極的に意見を持ち、発していく必要があると思いました。
さて、今日は食料自給率回復のための一手段として「京野菜のブランド化」というの
がありましたが、私は前期のあるゼミでちょうど京野菜について調べたので大変興味
深かったです。京都府庁に行ってブランド対策の担当者と話をしたり、実際に京野菜
農家を訪問したりしました。京野菜をブランド化することを農家と公共機関が協力し
て取り組んでいることに大変驚きました。京野菜は一般に作られる野菜とは違って京
都の水や土壌を土台に思いがけないほど手間隙かけてさまざまな工夫が凝らされてい
ることを知りました。農家の方がたは自分の野菜に大変自信をもっていらっしゃり野
菜を育てることに生きがいを感じるとおっしゃっていました。このように感じる農家
が増えることによって農業の衰退を阻止できるのかもしれません。ただ、京都はたま
たま昔ながらの文化や人々の食生活との繋がりからそのようなブランド化に成功して
いますが、米においてはさまざまなブランド米があるにもかかわらず消費者は意識し
て購入しているのでしょうか??やはり日本人の食生活の変化が大きく影響している
ため米の需要は増加していないとおもいます。
ある京野菜農家の人がおしゃっていたのですが、以前は消費者が多量の農薬を使用に
は関心も寄せず外見の美しいものにこだわったため、農家はそれに答え、現在は消費
者が農薬の危険性を極端におそれるようになり無農薬や有機野菜というものにこだ
わっているため、農家はそれに対応しなければならなくなったそうです。これを思う
と消費者の意識が農業に一番影響を与えているのではないでしょうか?それだけに私
たち消費者は政府にふりまわされたり、流行にのまれることなくもっと真剣に農業の
ことを考える必要があると思います。生産者と消費者の意見交換をする様な機会が
あってもよいかもしれません。
農業と環境は世界的視野で考えなければならないけれど、意外と身近なことでも考え
なければならないと感じました。
また次回楽しみにしています。
- 10/15の環境形成基礎論の出席メールを送ります。
私が今回の講義で一番印象に残ったのは日本のカロリーベースの自給率が40%であることに先生がさほど危機感を抱いていないことです。
金額ベースの自給率が約70%であるということはこの講義に参加して初めて知ったのですが、家畜の飼料をほぼ輸入に頼り、それを自給率に含めるとさらに日本の自給率は下がる、という事実は別の場所で聞いてはいました。
そして漠然と自給率は改善しなくてはならない、と信じてきたように思います。
しかし、問題を正確にとらえようとするなら、「飼料のほとんどを輸入に頼っている畜産の問題」というように、問題を具体的にする必要があるのだと感じました。
また、自分を含め、消費者がどれだけ正確な情報を手にしているか、というのもかなりの疑問です。京野菜を作る農家の収入や「水耕栽培でも京都で作られれば京野菜だ」という話を聞き、正確な情報よりもイメージが消費者に与える影響のほうが大きい気がしました。
遺伝子組み換え食品とかも問題にされてますが、どれほどの人が正確な情報を把握できているのかは疑問です。
ただイメージばかりを重視していくと、それこそ水耕栽培なのに産地を売りにする、みたいな消費者との騙し合いのような状況にもなりかねないのではないか、とも思います。きっとホントにいい物を作って成功している農家の方もいると思うのですが・・ それを見極められない消費者の問題も。。
そう考えるとそもそも食を軽視してきた消費者側の態度に問題があったのかなぁ、とも思います。
(それが多かれ少なかれ、政策などにも反映されているのではないかと思うので・・
- 10月15日出席しました。食べ残しが多いとは思ってましたけど全供給量の25%だというのには驚かされました。この解決が食糧問題の一大テーマのひとつだと思うのですが。
- 今回の講義で先生が現在の農業の改善のための対策案をちゃんと持っていらっしゃるという事でこれからの講義もしっかり聞いて理解したいと思います。
あと、私は食料自給率が低いことが問題なのだと勘違いしていたようです。あまり知識もなく間違って理解してしまうこともあるかと思いますかよろしくお願いします
- 松茸は京都では賄賂の証しというのには驚きました。さすが京都、賄賂も高級でリッチ過ぎです。先生の友達は京都で粗収入が一番多い八百屋さんとおっしゃっていましたが、どこでそんな友達が作れるのか不思議に思いました。7万の松茸はすごすぎです!一度試食みたいな形で授業中に『かけら』だけでも配って食べさせてもらえたらいいなと思いました(笑)
- 10月15日の第三回目の授業に出席しました。
非常に驚いたといいますか、再認識させられたことは、「家畜を育てるためには、その何倍もの飼料が必要である」ということでした。
飼料として使われている穀物(主にとうもろこしですね)をそのまま人間が摂取すれば、それを与えた家畜の肉を食べた時の何倍もの栄養を取れる
という事実は、考えてみれば当然のことではありますが、ショッキングでした。動物の肉をとることももちろん必要なことですが、単なる嗜好品的
な食べ方をされている場合も多いような気がします。
また、商品としての価値である「価格」と人間にとっての価値である「カロリー」などのどれを基準にして食料自給率を計るのかということは、非
常に難しい問題であると思いました。貿易や経済などを中心として考える場合は価格を基準に、将来的に食料が不足した場合などを想定した場合な
どはカロリーを基準にする、などというのが都合が良いのでしょうが、それでは問題ごとに様々なズレが生じることも多々あるでしょうし、ベース
にするものによってこれほどまでに自給率が変わるとなってはなおさらだと思います。
どうでもいいことですが、物事を見る角度をちょっと変えて
みると新しい発見が出来るよ、なんていう言葉をすごく身近に感じてしまいました。
次回は食料自給率の低下の原因となった政策とは?という内容だということで、楽しみにしています。
- 10月15日の講義に出席しました。
食料自給率の低さではなく、重量ベースの自給率と金額ベースの自給率の差が30%もあることに問題があるのだということが納得できました。
確かに、「加工型畜産」には問題がありますね。先生が中山間地で酪農をすればいいとおっしゃっていたことの意味が少しわかった気がしました。
中山間地で酪農を行えば、平地で減反をしなければいけない土地も減り、かつ飼料の輸入も減って、一石二鳥ですね。
石川県でも野菜のブランド化として「加賀野菜」を作っていますが、まだまだ京野菜ほどは浸透していませんし、金沢周辺だけの動きである気がするので、もっと県をあげて大々的にやっていくことで、石川の農業が少しでもよくなればと思いました。
- 10月15日の授業の出席メールです。
今回の話で印象に残っているのは、農産物のブランド化でした。たしかにブランド化することで人々をひきつけて多量に売ることができるし、少しくらい高くても、はやりにつられて買う人もいるだろうしおもしろい方法だと思います。
でも授業でもあったように京都で育てたから京野菜などとして売る業者などがでてきたり、同じ品種を他地域で大量生産したりといった業者の金儲け主体とした製品があふれてくると行った問題もあるのだと思いました。これにより昔から行われてきた伝統の京都の農業が失われないかといった問題もあると思います。でも、その逆もありうると思うので正直何とも言えないです。
農業にもビジネスのような一面があり、驚きました。
- 上賀茂の専業農家の話を聞いて驚きました。
そんなに裕福な農家がいるとは思いもしませんでした。
上賀茂がどこかはよくわからないのですが、都市と農業は水と油のようなものだと思っていました。
自分の実家も一応専業農家なのですが、数年前にパチンコ店に土地の一部を貸し、今は駐車場になっています。
生活はだいぶ楽になったようですが、昔はそのあたりの小さな川で遊んだり、仕事を手伝ったりしたもので少し残念です。
だからこそ、そのような状況は非常にうらやましく感じました。
- 出席しました。
カロリーベースと金額ベースの食料自給率の乖離が日本の農業体制のゆがみなのか、その乖離=ゆがみ なのかがいまいち分かりませんでした
おそらく、乖離自体がゆがみという訳ではないと思うので、ゆがみとは何なんでしょうか?どうゆがんでいるのでしょうか?それがいまいち理解できませんでした
- 授業の出席メールを送ります。
常に私が驚いていることは、他の学生の考えがとても深く、それに応える教授の姿勢が、素晴らしいということです。とてもいい雰囲気であると思います。
授業を受けて、日本農業がとても歪んだ形で存在しているのだと知りました。私はただ漠然と、供給率を上げれば良いのだと考えていましたが、供給率の実態を知り、認識が変化しました。
これからも熱意溢れる授業を楽しみにしてます。
- 10月15日分の第三回目の講義出席メールを送ります。
まず今日の講義で最も印象深かったのは、やはり、京野菜を栽培している北山通りの近くの農家の平均所得が二千万であるということでした。今まで、農業なんてしんどい割に儲からないと思っていた僕の世界観が、はかなくも崩れ去ってしまった話でした。ただ、確かに京野菜を作っている農家は、儲かっているかもしれませんが、他の(日本全国)農家はどうなのでしょうか?できれば、日本全国の農家の平均所得が知りたいです。
また日本は加工型畜産であり、畜産業が盛んになればなるほど飼料穀物の輸入が増え、その輸入量はもはや米の消費量の三倍となっており、それが日本の自給率低下の一因となっているということも新たな発見でした。我々は食べることのできる飼料を家畜に与え、そのたった七分の一の栄養と大量の排泄物を得ているのですね。本当に困った問題だと思います。
しかし、本当に考えねばならない問題は、金額ベースと供給熱量ベースの自給率の30%もの格差の問題だと柏先生はおっしゃりました。官僚主導型構造が原因の問題ですね。次回以降の講義で、官僚が行ってきた政策はどんなものであったかということが聞けることを期待しています。
- 第三回の講義出席しました。
今回の講義で興味深かったのは、農業のブランド化についてでした。現在は野菜を売るためにさまざまな戦略が練られていることがわかりました。
ただ、ブランドにこだわりあまりに食がどんどん高級化してしまうことが心配だなと思いました。
- 出席しました。
出席メールが遅れて申し訳ありません。
今回の講義で(前回でもそうですが)数字というのは一見客観
的で信用できるものに見えるけど実はその数字がどのように導
き出されたものなのかを理解していないと大きな勘違いをもた
らしてしまうという事がわかりました。こういうものはついつ
いその数値を見ただけで信用してしまいがちなので気を付けな
くては、と思いました。
また、野菜のブランド化の話はとても納得できました。価格競
争で輸入作物に勝てない国産品種は何か付加価値を付けないと
市場で生き残ることは出来ないし、買う側からしてもそうだと
思います。まぁ国産と言うだけである意味ブランド化されてい
るというか、国産の物が一番信用出来るからというだけで国産
品を選ぶ人もいたりしますが。農業に限らずどの分野でも何か
付加価値を付けて競争を勝ち抜いていこうという姿勢は大切だ
と思います。
あと今回はかね松の話とか出てきて個人的に何か嬉しかったで
す。何故なら私は応援団員・・・。こういうところで先輩の話
が出てくると何か嬉しくなるものですね。
- 第三回の出席メールをお送りします。
京野菜というブランドの確立が、それほどまでに明確な意図のもとに巧妙に
行われたものだったとは知りませんでした。(貶しているかのような言い方
ですが、感心しているのです)
今後の講義でも、折に触れて、日本の農業に関する建設的な試みを取り上げ
ていって下さると嬉しいです。
それも、めでたく成功した試みだけではなく、日本の構造的な問題によって
失敗を余儀なくされた例などを取り上げてみると、日本の農業政策の問題点
がよりクリアに見えてくるのではないでしょうか。
- 十月十五日の授業に出席した○○○○です。
意外と京野菜の農家は収入が高いことを知り、農家になろうと思ったりもしました。野菜がブランドになるということの凄さに驚いています。
あと牛を育てるのにカロリー的に7倍のトウモロコシが必要だと牛がいくら自国で育てても国産品だとは、そのトウモロコシを輸入していれば、いいがたいと思います。確かに国産は国産ですけど。いろいろな考えかたが農業の世界ではできることを気付かされました。
- 第三回の講義の出席メールを送らせていただきます。
農作物のブランド化の話で出てきた鹿児島産の加茂茄子は結局京野菜といえるのでしょうか、思わず笑ってしまいました。
金額ベースの総合自給率とカロリーベースの総合自給率の乖離には本当に驚きました。鶏肉ではなくて牛肉で計算すれば、さらに乖離が激しくなるのではないでしょうか?
あと日本人の食生活が高度化したことで、食料自給率が低下したわけですが、そもそもなぜ食生活が高度化したのでしょうか?
- 10月15日の講義に出席しました。
講義の中で、大原の農家の収入が2千万円以上だと聞き、農業でそんなに収入が得られることに驚きました。
日本の農家がこれから生き残っていくためには、高付加価値作物に特化した農業にするしかないと思います。
- 環境形成基礎論第三回目の出席メールを送ります.
特に考えさせられたのは,農業のブランド化についてです.
農業のブランド化は,つまり農産物,特に国内での競争化ではないかということです.
実際,中国と日本では野菜などで競争しているかと思います.
国内において競争すれば,資本主義的に勝者と敗者が生まれる様な気がします.
その場合,京都のようなイメージがよいなどの条件の良い地域がポジティブフィードバックで確固たる地位を獲得するのではないかという懸念があります.
仮に,そうでなくても,多くの地域がブランド化を計れば,希少性が薄れて,結局ブランドにはならないのではないでしょうか.
日本の農業を守るために,ブランド化を推進するのであれば,例えば「京野菜」というブランドではなく,「日本の野菜」というブランドが必要だろうと思うのですが,どうでしょう.
あと,全く関係ありませんが,京野菜は市街地で栽培されるそうですが,むしろ市街地の方が田舎より汚染されていて汚くはないのかなあ,などとも思いました(必ずしも田舎が汚染されてないとはいえませんが).
あと,金額ベースの食糧自給率と,熱量ベースの食糧自給率が30パーセントも違うのは,単純に考えて熱量∝価格となっていないからであり,値量と価格のずれは特に畜産物(牛乳とか卵とかカロリーが高そうなもの)に見られる,と授業中には解釈したのですが,これでよいのでしょうか.
- 食料自給率の低下よりも2つの自給率の乖離のほうが重要だということは大体わかりました。
次回の授業を楽しみにしています。
- 第三回目の授業に出席しました。
自給率のお話が特に興味深かったのですが、視力があまりよくないせいか、結構前
のほうに座っていたにもかかわらず、前で書かれていたことがよく見えず、いまいち
理解できなくて、残念でした。あとでHPで復習すればいいかと思ったのですが、HPを
みてもやっぱりよくわかりませんでした。私の頭が徹夜明けでぼけていたせいかもし
れませんが…。次からはもっと前に座れるよう早めに来ようと思います。
授業の話ではないのですが、HPで出席メールを読みました。あまりの量の多さに
驚きました。メールチェックお疲れ様です。その中で留学の話がありましたよね?あ
れを見て思ったのですが、世界の中で、農業政策が特に進んでいる、あるいはうまく
機能している国というのはどこなのでしょうか。日本が参考とできる国はあります
か?
出席メールが遅くてすみません。次回も楽しみにしています。
- 10/15の講義に出席しました。
[感想]
今回も食糧自給率について色々興味深い話が聞けてよかったです。自給率の低下には日本の食生活の変化と、それにうまく対応することができなかった政府の政策までもが反映されているというのは驚きでした。
余談ですが、京野菜がブランド化しているという話に関連して、昨日の新聞に京大の農学部と農家が協力して新たな京野菜を開発しているという記事がのっていました。私の知らないところで、こういった研究もなされているのだなぁと少し感心してしまいました。京都には毎日のように来ているのに京野菜にはなかなか縁がないというのもまたさびしい気がしました。学生にはなかなか手が出ない値段なような気がしますが…。
- 第3回目の授業では、飼料効率の悪さと総合自給率の図が興味深かったです。
国の政策が「畜産物は自給、飼料は輸入」というものであるから、100%の国内生産、100%の飼料輸入、鶏肉のコストの75%が飼料費、1000億円の生産として自給率を考えます。すると、金額ベースでは57.1%なのにカロリーベースでは25%となって両者に30%の差が開きます。これから、表4-2-2の濃厚飼料輸入のところを見るとわかるように完全な加工型畜産が原因ということを明確に意識することができました。
これまでは、なぜ農業問題が環境問題につながっているのか(ひいては、なぜこの講義の名が「環境形成基礎論」なのか)よく理解していませんでした。けれども、この講義から(1)経済成長によって人々の生活が豊かになる (2)食文化に変化が起こり畜産物の消費が増える(表3-1) (3)輸入飼料が増えて結果、食料自給率が低下する (4)これを発展途上国の経済成長にもあてはめると(2)の時点で輸入飼料が足りなくなる (4)南北問題が起こり、後発国では飢餓問題が発生し地球の荒廃も進むという過程を経て農業問題が地球規模での環境問題につながるのだということもよく理解できました。
もう一つ、日本の農業のゆがみとして先生は日本の社会構造がムラ社会であることを指摘されていました。法学の考え方でも、日本人の権利意識の根底には稲作の伝統からくるムラ社会の意識というものがあって、日本人は権利を共同生活を営むのに大切な他者との利害調節を穏健にはかっていくものだと捉えるそうです。これは、「権利は闘争によって獲得するもの」だという西洋の法伝統とは異なり、「権利はあるようなないようなもの」という言葉で表されたりもします。先生の話を聞いて、そんな法学部で学んだことも思い出してしまいました。
ではでは、次以降の講義も楽しみにしています。
- 10月15日の授業出席しました。
農産物のブランド化については、大学進学に伴い京都に引っ越してきてから、自覚するようになりました。それは、京都で京野菜を身近に見るようになったからです。
「京野菜」と言うと、いかにも高級(?)と言うか「ブランド物」のように感じていましたが、実際、京野菜の中には人参や水菜など結構ありふれた野菜も多いと思います。京都に住む友人に聞いたりしても、どこまでを「京野菜」と呼ぶのかも曖昧です。先生ぜひ教えてください!
- 今回の講義で僕が興味深かく、また考えたのは、食料の価値という点です。人間は、価値の高い作物を作ります。日本でも、飼料を輸入に頼り、畜産を行っているのはその代表といえるものです。小麦を、畜産業の動物のえさにせずに、人間だけが食べるようにすれば、人間の全員に食料がいきわたり、食糧不足の問題は解決するはずです。しかし、そうならないのは食料の価値でどのような食料を作るか決めているからである。この姿勢はおそらく変わらないであろう。日本の農業体制も大きく変わることはないと思う。
- 10月15日の授業分の出席メールを送ります。
今回の授業は多少専門的な話が多く、少し難しかったです。自給率を考えるにあたって何をベースに考えるか、重量か、金額か、熱量かという問題です。その中で興味深かったのは、肉牛や鶏をとうもろこしで育てる場合、そのまま人間がとうもろこしを食べた場合に得られる栄養と同じだけの栄養を摂るためには、7倍ものとうもろこしが必要だということです。その数字の大きさに驚きました。かといってそれなら牛肉を食べなくてよいとは当然ながらなりませんよね。飼料の量は多くても、牛肉にはそれなりの価値があると思います。
第1回、第2回の授業でも感じましたが、先生はこの授業にとても熱心に取り組んでいるなと思いました。出席メールだけでなく、授業のために写真撮影の取材に行ったりなど、他の教授の方々とは熱意が違いますね。先生の熱意に私もできるだけ答えたいと思っています。
- 今回の講義でHPをプリントにして配って下さったのは助かりました。ノートを一から取っていては講義についていけませんし、自分でHPの内容を書き写したりコピーしたりという作業は(失礼ですが)とても面倒臭いものです。次回からもそうして頂けますようお願い致します。
さて講義内容についてですが、二つの食料自給率の差が大きいことが大問題だということでしたが、まだピンときません。金額ベースの自給率とカロリーベースの自給率の差が大きいことは、確かに奇妙な感じがしましたし、先生の仰る通り日本の農業の歪みを表しているように思います。自分たちが生きていくために必要な栄養分の大部分を海外からの輸入に頼っているというのも、今日のお話ではそこまで危機的なことではないということでしたが、よろしくない状況であるのに間違いはないと思います。ただ、それが一体日本にどういう問題を引き起こすのでしょうか。具体的なお話はまた伺えるということなのでしょうか?
日本の食料自給率が低下してきたのには食生活の変化だけではなく、単に人口増加が考えられると思うのですが、これについてはどうでしょうか。今の日本の人口は、この狭い農地で養え得る許容範囲を越えてしまっているのではないでしょうか。こもことはおそらく世界的にも言えることだと思います。人口はアジア・アフリカを中心にどんどん増加しています。これらの地域の人々が飢えているのはもちろん戦争や経済状況が大きな理由であり、飢えている人がいる反面で日本のように食べられるものを捨てている国もありますので、食糧難はただの数の問題ではないと思いますが、原因の一つには考えられるのではないでしょうか。
農地が反比例して減少しているのも問題だと思います。砂漠化は進み、海岸線は後退し、田であったところにビルが建てられ、人口は増加しているのにその人口を支える農地は減る一方です。農地が足りないということは、草食性の家畜より非草食性の家畜を飼育する理由にもなっているのではないでしょうか。牛や馬を飼うには広い土地が必要です。豚や鶏は牛などに比べると土地は狭くてよいわけですから、日本の農家では飼いやすい家畜なのでしょう。
- 今回は出すのがだいぶ遅くなってしまったので、返信をいただけないだろうことが残念です。出しっぱなしのレポートと違って、反応が返ってくると思うと、取り組む姿勢がちょっと変わる気がするのですが…。でも、しっかり見て下さっていることがひしひしと伝わってくるので、がんばって書かないとな、と感じています。
まず、前回いただいた返信についてなのですが、
『正直な話、そのような過疎化にあえぐ地域/現場の深刻さと、農業は経済活動の一部としか捉えていない中央/官僚や、具体的なビジョンなく「農業で環境保全」を叫ぶ人々の夢物語との間に温度差を感じ、私自身非常に複雑です。』
「そうでしょうね。もっとも大切なことは、為政者の見識ある長期的ビジョンであることが間違いありませんが、そうした政治家を生み出せない社会ということを考えると、われわれの方にも問題があるのかもしれません。」
私も常にそう考えています。第1回目出席メールで、私は、「官僚を批判して済む問題でもないと思う」というようなことをちらりとだけ書きました(1−21)。官僚主導型には弊害が多いことは事実です。しかしながら、そのような官僚を生み出したのは、学歴信仰をはじめとする社会の風潮であり、高学歴で官僚を目指しながらも市民の視点を忘れないような人物を教育できない社会なのだと私は考えます。結局は社会そのものに返ってくるんですよね。批判する側も、このような社会のシステムを担っているものとして、責任ある批判をし、社会に参与しなければならないと思います。この意味で、大学の役割と責任には特に大きいものがあります。知識と思想を社会に流通させる「大学」は、社会の‘ご意見番’的存在、権力に対して建設的・論理的に批判できる存在たるべきではないでしょうか。私は理系で、官僚を目指す人間ではありませんが、研究室にこもるのではなく、幅広い教養を持って社会の中で生きていける人間になりたいです。
また本題からそれたことを長々と書いてしまいました。すみません。
柏先生の、理系出身だけれども、社会に根ざした発言をなさる姿勢を見習いたいと思います。
もうずいぶん長く書いてしまったような気がするのですが、今回の講義の内容に関しても多少触れておかないとだめですよね(笑)。前回(第2回)、2つの自給率の値が違うことの、何がそんなに問題なのか、ということが疑問でした。新聞の世論調査ひとつ見てもわかるとおり、数字なんかそう簡単に鵜呑みにできないという事実は今更そう驚くべきことでもないと思ったのです。それを巧妙に利用しているのはキタナイな、とは思いましたが。しかし、今回の講義で、では、そのギャップをどう見るか、そこから何を読み取るかということまで考えていなかったことに気づきました。どのような現象からその乖離が起こっているのか、どんな作為が働いているのか、にまで踏み込んで2つの数値を捉える必要があったのですね。正直、ちょっと混乱していますが、なんとかついていきたいと思います。
次回もよろしくお願いします。
- 第3回目の講義に出席しました。
農業のブランド化についての話はかなり興味深いものがありましたが、ブランド化できるものは一部であって、大部分の農作物は、ブランド化して高い値段でも売れるようになるということはないだろうな、とも思いました。売れるものと売れないものを作っていく農家で、格差が生まれていくこととかも考えられると思いました。
今日の自給率についての講義は理解しがたいものでした。今日の講義では、「日本人の食生活の変化によって家畜消費量が多くなったが、その家畜に使う大量の穀物の大半は輸入によって守られているということが問題である。」ということが大筋であっているとは思いますが、あまり飼料についてはなじみがないので、何が問題であるのかはよくわかりませんでした。
- 今日の授業を聞いて、日本の自給率のワナを知りました。この授業を聞いていると、農業の裏的な情報を知る事ができて、とても勉強になります。僕は工学的な面から環境問題に取り組みたいと思って地球工学科に入ったのですが、入試に国語がなかったら農学部に入りたかったので結構この授業には興味があります。これからも裏的な授業をお願いしますm(__)m
- 10月15日の講義に出席しました。最近日本人が米を食べなくなってきたことについて考えたことをメールに書こうと思います。
ここ数年で朝や昼などにパンを食べることが増えました。たまにハンバーガーなどを食べることもあります。アメリカの食生活が日本に浸透してきた結果だと思います。アメリカだけでなく他の外国の食べ物をも日本人が食べるようになった結果、日本人が米を食べる機会が減り、日本国内に米が余ったりするようになってしまったのだと思います。うちの家でも最近では朝食にパンを食べることが多くなったのですが、米のほうがはらもちがよく朝から元気になれるような気がするので米のほうが好きです。自分の食生活を見なおして、米を食べる機会を増やしていきたいと思っています。日本人みんなが同じ考えを持つようになればいいなと思います。
- 日本の自給率低下はひどいなあと普段から思っていましたが
、その原因の大部分が計算の仕方やまた飼料穀物にあるという
のには、驚きそしておもしろいなあと思いました。
そもそも日本の家畜のえさはなぜとうもろこしなど輸入物ば
かりになっちゃったのですか?外国のように草などでそだてる
のはできないのでしょうか?教えてください。
- 環境形成基礎論第三回に出席しました。
今までの講義を聴いていて日本の農業は暗い話題ばかりなのかと少し不安でしたが、
京野菜などで成功している人もいると知って少し安心しました。
飼料穀物を輸入に依存していることが食料自給率の低下と、二つの自給率の乖離を
招いたとのことですが、飼料の自給はやはり不可能なのでしょうか?
- 3回目の講義、ご苦労様でした。いつも、農水省の言ってることに批判的な意見ばっ
かり聞いてきましたが・・・今回は少し肯定的な意見を聞かせてもらいました。
今回は農産物のブランド化、そして、自給率、食生活の変化などのお話でした。この
講義を聞いた事によって、前回質問した謎が1つ分かりました。
さて、日本の畜産の形態は加工型畜産との事でしたが、畜産の問題にしろ、穀物(麦
類)の問題にしろ、色々と問題がありますが、2回目で各種の自給率を比べた時に、
それほど畜産の割合はそんなに低くなかったような気がしました。後、エネルギー効
率を考えた時、人が穀物を取るのと同じエネルギーを取るために肉を取るのでは、あ
れほど差があり、穀物を無駄に使ってることに驚きました。もう少し穀物の量を少な
くして、同じエネルギーを取れる事は不可能なんでしょうか?
- 農業は食料自給率の低下や専業農家となる人が減少しているという事実が示すように、一般論で、それ単体では高収入が期待できない職業かと思っていました。京野菜って驚くほど高収入なのですね。素直に驚きました。昔から培われてきた畑作技術とそれに付随する保証された品質の良さが全国レベルで認められているからこその話なのでしょうが、何も京野菜に限った事の話ではなく、全国区で野菜のブランド化が進めば農業ももっと魅力ある職業として全国の人々の目に映るようになるのだろうと思います。(とはいえ、消費者としては品質が良い事と安価である事を同時に求める訳ですから、ブランド化ばかり推し進められるという状況もそれはそれで困る事になりますが。)
少し前の話なのですが、水菜(だったかな?)で一株5000円超というものをテレビで見た記憶があります。その水菜も、勿論それ相応の苦労とその品質にたどり着くまでの大変な努力の結果生まれてきたものなのでしょう。
ただ、山林が多い日本では必然的に土地が少なくなるし、野菜作りのための土地を買うのにも多くのお金が必要となります。全員が全員そうであるとはいいませんが、現地での実経験が豊富でない官僚の人々に食料自給率を上げるうまい手立てを考え抜く事ができるのか。その事が非常に心配です。
- 10月15日の出席メールです。
昭和30年代に経済成長があり農業基本法によって自立経営の育成、所得弾力性の高い果物・畜産物の生産を振興したりし、それによって畜産が急成長したといういきさつを今回の講義で初めて知りました。高校の時は世界史と日本史選択で地理を高校で全くやっていないのでこういうことをほとんど知らなかったので知ることができよかったです。時代の流れを知らずにこれからについて考えていくことはできないと思います。講義の話に戻りますが、その畜産の急成長により畜産の飼料が多く必要となり畜産物は自給だけれども飼料は輸入という形になったというのも初めて知りました。ということは国内産を買って満足していたけれどそれを純国内産とは呼べないですよね‥なんか騙された気分です(笑)
話は少し変わるのですが、私は以前木についての授業を受けました。その時に今人口増加が進んでいて人口増加は森林地の減少を招くと聞きました。それは森林地を農地にして食糧を確保するためです。今現在森林伐採の理由の90%は農業なのだそうです(農業を批判してるわけじゃないですよ)。人口が増加すれば食糧がたくさん必要になるのは仕方のないことです。ではどう森林破壊の問題を考えるかなのですが植林を推進し栽培林業を確立することを考える必要があるということでした。人口増加によりさまざまな問題が起きそれが相互に関係しあっているということがつくづくわかりました。
- 10月15日の授業出席しました。
とりあえず、松茸を送られた場合は用心するようにします(笑)
土地の少ない日本では田を作るにしろ、畑を作るにしろ、畜産をするにせよ、
満足な食料自給率を達成することは不可能だろう。
その中で、米だけが自給率100%だとか、鶏肉は自給率100%だが、
それに費やす肥料は逆に100%輸入だというのは、やはり日本の食糧生産の形が歪んでいる
ことを表していると思う。全ての種類を平均的に作れという事ではないが、日本人にとって
米は特別な穀物であるという既成概念や、現代に合っていない農業基本法に従うだけでは
これからの日本の食糧事情はますます悪い方向に向かっていくことだけは間違いないと感じた。
- 今回は、農業の明るい話が聞けて非常によかったです。よくテレビのニュースなどでは若者の農業離れが大きな問題となっていますが、そんなに稼げるんならいっそ農業やろうかともおもいました。
加工型畜産の話が出ましたが、家畜の飼料が輸入されたものであるなら地鶏と書いていても結局は外国産のものと大差ないように思えます。
- 三回目の授業に出席しました。先生は食料自給率が40パーセントなのを、そこまで深刻ではなく、その理由として、田んぼの休耕地を全部稼動させれば40パーセントという数字が示す程の深刻さではなくなるとおっしゃっていましたが、僕もそのとおりだと思います。もしなんらかの形で輸入がストップすると、政府が制限している田を全て使えばいいのです。
日本人の食生活が果たして米中心に変えられるかという問題ですが、それは可能でしょう。僕は今でも朝から米を食べています。その気になれば皆できるでしょう。しかし、やはり食料自給率が低いのは問題だと思います。政府も、何か効果的な政策を試みて欲しいものです。
- 10月15日の講義に出席しました。
京野菜の農家の年収が2000万円というのにはとても驚きました。僕のイメージでは農家は兼業でなければかなり苦しいものだとばかり思っていたので、ピンからキリまであるんだなぁと思いました。
- 10月15日の講義の感想メール
国内の家畜自給の実態には驚かされました。これではいくら国内でつくられたものだとしても、安定性にも安全性においても問題があり、なんだか本末転倒な気がします。まさに「虚構の自給」とでもいえそうです。僕は豚肉をよく買いますが外国産しか買いません。やはり国内産は外国産に価格競争で勝てないようです。そんな中途半端なことをするくらいならむしろ安全で高品質の高級路線に専念した方がいいのではないでしょうか。
- 第三回目の講義にも出席しました。
すぐに出席メールを書こうとしたのですが、僕の下宿先にはインターネットがつながっておらず大学からしかメールを送ることができず、遅くなったしだいです。少し書きたいことがあったのですが、こんなに遅くなってしまっては五十番以内に入ることはまず無理だろうと思い次回以降に書くことにしました。今回はこんなに短くてすみません。ではでは…。
- 10月15日の授業に出席しました。
京野菜ブランドの力はすごいですね。日曜日のの新聞(朝日)に載っていたのですが、新しい(新しいって何だ)京野菜ができていたそうですよ。しかも結構好評ですとか。松茸はお中元で貰ったことがありますが、京都ではそんな裏があったとは驚きです。気を付けなければ。
次の講義も頑張ってください。
- 食糧自給率が下がることがそこまで問題なのか?という他の人の意見を聞いてはっとしました。たしかにそのような逆転の発想的なものも今の農業界、また農水省の中には必要であると思います。私は食糧自給率自体が下がるのは、食糧依存している相手国での戦争の勃発、経済体制の変化などによる食糧供給量の減少などを予想すると問題が多いことであると思っていますが、逆転の発想にはすごく驚きました。
また今回の講義では京野菜という身近なものを扱っていただいたため、とてもわかりやすかったです。農業問題と声高に叫び、農業のマイナス面ばかりに目がいってしまいがちですが、京野菜の様に、野菜のブランド化をし、実績をあげている例などもよく見るべきだと思います。そこには現代の農業問題の改善に役立つ点がいくつもあるはずです。
- 10月15日の授業感想
今回の講義を受けて改めて食生活の変化を実感しました。
家の食卓でも洋食が増え、朝食にはパンとコーヒーが定番です。私が幼かったころはファーストフードなどは逆に高価なもので、お誕生日などの特別なイベント以外食べられませんでした。今ではところせましとファーストフード店が立ち並び、特に学生にとっては食堂代わりになっています。私は日本の食卓が欧米化したことは決して悪いことだとは思いません。欧米食品の高たんぱく質や脂質のおかげで日本の平均寿命は延びたことだし、体格だって欧米人に引けをとらなくなりました。けれどデメリットもたくさんあります。脂質やコレステロールの取りすぎで、肥満や高血圧に悩まされるようになりました。何を食べて、何を食べないかを個人の問題として考えていく必要があります。
服やファッションのブランド化が農業にも進展したことに驚きました。特に日本人は見栄っ張りな民族と思います。他人よりもいい服を着たい、いいものを食べたいという思いから自分の資力を示すブランド商品へと走るのでしょう。農業の新たな道を垣間見れた気がしました。
次回の講義も楽しみにしています。
- 世の中に必要のない仕事などないとは聞いていたけどやはりそうなんだと授業を聞いてそう思った。食料は必ず必要とされるものであるからやり方次第でもうかるという考え方にとても感銘をうけました。
- 10/15の授業に出席しました。
授業を聞いていて思ったことがひとつ。
カロリーベースの自給率の計算方法がどうなっているのか、ということです。
もし熱量だけで計算しているのなら、あまりあてにならないかもしれないな、と思う
わけです。
というのも、でんぷんと食物繊維はグルコースの塊で、セルロース分解酵素をもつ生
き物にとっては同じような物でしょうが、セルロースを分解できない人間にとって、
でんぷんと食物繊維は熱量が大体同じ、とは言えないと思うのです。
そう考えると実際には、ある食品はこれだけの熱量をもつ、という数字を決めて計算
してるものと思われます。本当のところはどうやって計算しているのでしょうか?
しかし、いずれにせよ熱量のみで自給率を計算していいのか、と思います。
特に、脂肪や糖分ではなくたんぱく質を目的として食べているものは計算に入ってい
るのでしょうか。大豆なんかは大部分が輸入物だと聞いていますし。お茶などの嗜好
品も、熱量としてはほぼ0でも、日本での消費量はかなり多いと思われます。この
辺、どうなんでしょうか?
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作成日:2004年10月13日
修正日:2004年10月20日
制作者:柏 久