環境形成基礎論
第4回目
5-2 保税・承認工場制度
- トウモロコシには50%の関税率
実際には免税されて輸入されている
免税は、飼料として使われるときのみ
でんぷん業者の保護のため
コーンスターチを作る場合は関税を払わなくてはならない
- 保税工場制度(昭和2年)
上海卵の流入→鶏卵の増産振興→飼料を海外に求める
「とうもろこしやコウリャンを、指定された工場で米糠、ふすま、油粕類、魚粉、その他の飼料と配合(保税加工)して配合飼料とする場合→免税」
戦後1953年に制度が復活
- 承認工場税度(旧)
制度そのものは明治からある
「関税長の承認を受けた承認工場では、国内産業の育成や、国民生活の安定などを目的に、特定品を製造するために輸入される特定原料品の関税が減免される」
戦後、飼料に適用
戦後まもなくは同じ趣旨の制度が二つ(二本立て)
承認工場制度は、手続きが面倒で、十分に機能しなかった
- 承認工場制度(新)
1963年に二つの制度を統合(保税工場制度は廃止)
名称は承認工場制度であるが、制度の内容は保税工場制度にきわめて近い
→保税承認工場制度と呼ばれることが多い
…承認工場の4割は農協系
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第4回目目次
第4回目表紙
作成日:2004年10月21日
修正日:2004年10月21日
制作者:柏 久