環境形成基礎論
第4回目
4-2 レモンの自由化
- 1964年に自由化
ガット11条国への移行と関連して実現
1955年のガット加盟以来、要求されていた。
- 国内レモン生産の可能性
一般的な見方…レモン生産には不向き
→生産者が実践によって間違いを証明←栽培技術・品種改良
自由化当時、国内生産量2000トン、輸入量15000トン
品質はまだ劣っていた
- 政治的約束
1956・7年に自由化反対運動(淡路島、熊本、愛媛、大分、広島)
自由化を10年末という結論…自民党幹部・農林大臣など
- 極秘のうちの自由化
63年に大きな動き→自由化決定
輸入業者の思惑で乱高下
→輸入後、1個2・3円にまで下がった(自由化前は30円くらい)
レモン農家は1個5円でやっていけることを目標に頑張っていた
3年で国産レモンは市場からまったく消えた。
- 政治的背景
首相池田勇人と次期首相佐藤栄作の政争
業者と政治家の癒着→牛肉の場合はもっとすごいものがあった
- 国内生産量の回復
農薬の問題
国内生産量2500トン、輸入量8〜10万トン
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4-1 4-2
第4回目目次
第4回目表紙
作成日:2004年10月21日
修正日:2004年10月21日
制作者:柏 久