金融政策
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・後期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 |
配当学年 | 1・2回生 |
対象学生 | 大学院生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 木2 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 金融政策を巡る経済理論を取り扱う。具体的には、先進主要国の中央銀行における金融政策運営の歴史を振り返るとともに、そうした政策の背景として用いられてきたマクロ経済学の変遷を説明する。 |
到達目標 | 現在、先進主要国の中央銀行の間でほぼ共通のコミュニケーション・ツールとして用いられている経済理論の枠組みを理解し、実際の政策分析に応用できるようになることを到達目標とする。 |
授業計画と内容 | 概ね、以下の内容を取り上げる予定。ただし、トピックスの内容については、受講者の予備知識・関心および各国金融政策の現場で発生しているカレントな問題状況などに応じて必要な内容および順序の変更を行う。 §1 序論(通貨、中央銀行、国内総生産) §2 古典派経済学、新古典派経済学と金融政策 §3 初期ケインジアンの経済学と金融政策 §4 マネタリズムと金融政策 §5 インフレ目標政策、金融政策ルール §6 マクロ経済分析への合理的期待形成仮説の導入 §7 ニューケインジアン・エコノミクスの基礎 §8 開放経済体系下での金融政策 §9 国際政策協調の理論と実際 §10 為替レートと金融政策 §11 戦後日本の金融政策 §12 資産バブル期の金融政策 §13 非伝統的金融政策の展開 §14 財政の持続性と金融政策 §15 これからの金融政策 14回分の授業終了後に、適宜の方法で「§15 これからの金融政策」について説明し、また講師からのフィードバックを実施する。 |
成績評価の方法・観点 | 主に筆記試験による。 |
履修要件 | 受講者はマクロ経済学についての初歩的な知識を持っていることが望ましいが、講義の進度・内容は第1回の講義において行うアンケートの結果に応じて調整できるため、予備知識は履修要件とはしない。ただし、受講者は、開講時に配布する「予備知識・関心事項についての事前アンケート」を必ず提出すること。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 授業外学習については、ハンドアウトをもとに授業内容および授業で触れきれなかった発展的課題を確認すること。そのうえで、ハンドアウトで紹介されている関連文献・参考資料を必要に応じて読み込むことが望ましい。 |
教科書 |
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参考書等 |
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