Special Lecture on Geophysics 5
Numbering Code | U-SCI00 17405 LJ58 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester | |
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Number of Credits | 1 | Course Type | ||
Target Year | From 1st to 4th year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Intensive | |
Instructor name |
KIMURA TOMOKI (Part-time Lecturer) TOU HIROAKI (Graduate School of Science Associate Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 宇宙において、惑星と衛星がなす系は、生命誕生の確率が最も高い環境である。惑星-衛星系を生命環境として捉え、その構成要素である磁気圏・電離圏・大気・海洋・天体内部の物理過程を解明できれば「地球以外の天体に生命環境は成立するのか?」という大きな問題の解決に寄与できる。本講義では、2030年代以降、複数の国際大型探査の対象となる巨大惑星(木星、土星)とその衛星群(氷衛星、岩石衛星)がなす系に注目する。電磁気学的な観点に基づき、宇宙へ火山ガスを噴出する岩石衛星、高速回転する巨大惑星磁気圏、生命環境である内部海をもつ氷衛星の間の、相互作用や物質・エネルギー循環を理解する。 | |||
Course Goals |
(1) 巨大惑星-衛星系の全体像を把握し、各構成要素の電磁気学的な物理特性を説明できるようになる (2) 巨大惑星と衛星の電磁気学的相互作用を説明できるようになる (3) 氷衛星の内部海等の潜在的生命環境に関する物理特性を説明できるようになる |
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Schedule and Contents |
主に以下の内容を1回程度ずつ講義する予定である。 1.巨大惑星-衛星系の全体像 2.巨大惑星の電磁気学的な基礎 3.巨大惑星電磁圏の物質・エネルギー輸送 4.演習(巨大惑星電磁圏に関する数値計算、観測データ解析等を予定) 5.巨大惑星-衛星電磁相互作用 6.氷衛星の表層・内部海 7.演習(氷衛星の表層・内部海の電磁探査に関連する数値計算等を予定) |
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Course Requirements | 力学、電磁気学の基礎を習得していることを前提とする。流体力学、プラズマ物理学の習得は必須ではないが推奨とする。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義後に小レポートを課す。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 特になし。資料を配布する。 | ||
References, etc. |
Jupiter: The Planet, Satellites and Magnetosphere, F. Bagenal他, (Cambridge Planetary Science), ISBN:0521035457 Europa, Robert T. Pappalardo他, (The University of Arizona Space Science), ISBN:0816528446 Saturn from Cassini-Huygens, Michele K. Dougherty他, (Springer), ISBN:978-1402092169 |
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Related URL | https://dept.tus.ac.jp/tomoki-kimura/ |