Special Lecture on Mathematics 10
Numbering Code | U-SCI00 17111 LJ55 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, year-round |
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Number of Credits | 1 | Course Type | |
Target Year | 1st year students or above | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Intensive |
Instructor name | NAGANO KOICHI (Part-time Lecturer) | ||
Outline and Purpose of the Course | 本講義の主題は曲率が上に有界な距離空間であるCAT空間の幾何学について学ぶことである.CAT空間の幾何学は,大域リーマン幾何学のみならず,幾何学的群論においても基本的な役割を果たしており,様々な他分野の研究者からも注目されている.本講義では,CAT空間の幾何学の基礎事項の修得を目的として,特に測地的完備なCAT空間の計量構造について大域リーマン幾何学の観点から解説する.さらに,測地的完備であるCATホモロジー多様体の位相構造について幾何学的トポロジーの観点から概説して,発展的な話題を紹介する. | ||
Course Goals | 距離空間論や多様体論などについて理解を深めながら,CAT空間の幾何学の基礎事項を修得する. | ||
Schedule and Contents |
講義は全8回(フィードバックを含む)で行う. 曲率が上に有界な距離空間の幾何学を講述する. 1.距離空間の幾何学の基礎(1-2回) 2.CAT空間の幾何学の基礎(1-2回) 3.測地的完備なCAT空間の計量構造(1-2回) 4.CATホモロジー多様体の位相構造(1-2回) 5.CATホモロジー多様体の幾何学に関する発展的な話題(1回) |
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Course Requirements |
距離空間論および多様体論を学習していることが望ましい. さらに,リーマン幾何学や代数的トポロジーなどの基礎を学習していればなお良い. |
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Study outside of Class (preparation and review) | 距離空間論および多様体論を予め復習しておくと良い. | ||
References, etc. | 特になし |