Physical Chemistry IIIB
Numbering Code | U-SCI00 33616 LJ60 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 3rd year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Fri.2 | |
Instructor name | WATANABE KAZUYA (Graduate School of Science Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
電磁波と物質の相互作用を介して物質の構造やダイナミクスを調べる分光学の基礎について学ぶ.特に分子による電磁波の吸収・発光・散乱の微視的機構や,それらのスペクトルから分子の構造や内部状態を紐解く原理について解説する. |
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Course Goals |
以下の事項の習得を目標とする. ・古典電磁気学に基づく電磁波の性質を理解する. ・電気双極子遷移,ラマン散乱などの光学過程の原理を理解する. ・分子の対称性に基づく光学遷移の選択則について理解する. ・分光計測で得られるスペクトルから分子のエネルギー構造を知る方法を学ぶ. |
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Schedule and Contents |
以下の各項目について講述する。各項目には、受講者の理解の程度を確認しながら、 【 】で指示した週数を充てる。各項目・小項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と受講者の背景や理解の状況に応じて、講義担当者が適切に決める。講義の進め方については適宜、指示をして、受講者が予習をできるように十分に配慮する。 1.序論【 1 週】 2.光の性質【 2~3週】 3.光と物質との相互作用【 2~3週 】 4.分子の対称性【 2~3週 】 5.分子のエネルギー構造とスペクトル【 4~5週 】 |
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Course Requirements |
物理化学II(量子力学),化学数学,量子化学I,II,またはそれに準じる教科を履修していることが望ましい。 |
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Study outside of Class (preparation and review) | 授業後に与えられた演習問題を解きながら学んだことに対するより深い理解を得るように努力する。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 現代物理化学, 寺嶋正秀、馬場正昭、松本吉泰, (化学同人), ISBN:978-4-7598-1809-3 | ||
References, etc. |
Physical Chemistry, D. A. McQuarrie and J. D. Simon, (University Science Books) 物理化学, P.W. アトキンス, (東京化学同人) Optics, E. Hecht, (Addison Wesley) |