Special study course II (Chemistry) 2
Numbering Code | U-SCI00 45601 GJ60 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, year-round |
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Number of Credits | 12 | Course Type | graduation research |
Target Year | 4th year students or above | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Intensive |
Instructor name |
FUKAI SHUUYA (Graduate School of Science Professor) TAKEDA KAZUKI (Graduate School of Science Associate Professor) OKATSU kEI (Graduate School of Science Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | Ⅹ線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡、Ⅹ線小角散乱などの立体構造解析法を駆使して、生体内で重要な役割を担うタンパク質の機能メカニズムを理解する。さらに、立体構造情報に基づいて設計したタンパク質変異体を用いて、溶液中での機能を解析するだけではなく、タンパク質の機能が細胞や個体に与える影響を調べることを通じて、タンパク質機能の化学的理解を医学・生物学的な理解へと繋げる。神経機能などの高次の生命機能を担う細胞内外の分子シグナリングや酵素反応、化学的に精密な理解を要する生体内エネルギー変換や電子伝達などを対象とした研究を行う。 | ||
Course Goals | X線結晶構造解析や電子顕微鏡などのタンパク質の立体構造解析、あるいは、分光法や熱量測定による酵素反応解析や分子間相互作用解析における実験手法を習得し、タンパク質に関する生体内反応機構を分子レベルで理解できるようにする。 | ||
Schedule and Contents |
課題研究を行うことで、タンパク質の立体構造を決定するための手法であるX線結晶解析法や電子顕微鏡法を習得する。また、タンパク質の機能を測定するための生化学的な手法を習得する。進め方については、開始時に大まかな予定を示す。X線結晶構造解析での典型的な例を以下に示す。ただし、各項目の順番や必要な時間などの詳細は研究テーマに応じて異なる。 1.生化学実験における基本技術の習得 2.文献調査と研究計画の作成 3.遺伝子操作とタンパク質の精製 4.結晶作製 5.X線回折データ収集 6.構造解析 7.まとめと報告 神経機能などの高次の生命機能を担う細胞内外の分子シグナリングや酵素反応、化学的に精密な理解を要する生体内エネルギー変換や電子伝達などを対象としたテーマで研究を行う。 |
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Course Requirements | 生物化学系の講義ならびに化学実験を履修しておくことが望ましい。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) |
生物化学系の講義ならびに化学実験の内容の復習 課題研究を進める上で必要な実験手法についての予習・復習 |
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References, etc. | 課題研究に進捗に則して、研究室でのディスカッション、セミナー等を通じて指示する。 |