Physical Oceanography II
Numbering Code | U-SCI00 44405 LJ58 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 4th year students or above | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.2 | |
Instructor name | YOSHIKAWA YUTAKA (Graduate School of Science Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 海洋で生起する様々な物理現象を緯度ごとに取り上げ、その仕組みとそれが熱や物質輸送に果たす役割を修得する。海洋が地球システムにおいて果たす広範な役割とその背景にある物理の深い理解を目指す。 | |||
Course Goals | 海洋で生起する現象の背景となる物理を説明できるようになる。地球気候システムに果たす海洋の役割を具体的に議論するのに必要な知識を習得する。 | |||
Schedule and Contents |
以下の課題について、緯度ごとに講述する。各課題は【】内の週数(()内の回数分)を割り当てるが、受講者の理解の程度に応じて調整する場合もある。講義の進め方については適宜指示をして予習をできるように十分配慮する。 (1)低緯度域の海洋現象【第1~4週】(4回) 赤道捕捉波 大気海洋相互作用(エルニーニョ) 赤道不安定波と順圧不安定 (2)中緯度域の海洋現象【第5~10週】(6回) 前線ジェット流と傾圧不安定 前線形成過程と鉛直流 中規模渦と二次元乱流 躍層中の水塊とモード水 北太平洋に見られる長周期変動 台風に対する海洋の応答 (3)高緯度域での海洋現象【第11~14週】(4回) 深層水形成過程 南極周極流 (4)期末試験、フィードバック【第15~16週】(2回) 関連する力学(トピック)は以下である。 赤道波、準地衡理論、傾圧不安定、順圧不安定、前線形成過程、地衡流乱流、重力不安定、対称不安定など |
|||
Course Requirements | 地球流体力学、海洋物理学Iを受講していることが望ましい。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義時に指示する。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 必要な資料は講義中に配布する。 |